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六君子湯は市販されている!胃のもたれにお悩みの方へ
「最近あまり食欲がない」
「胃腸が弱い体質をなんとかしたい」
とこのようにお悩みの方には『六君子湯(りっくんしとう)』という漢方薬がおすすめです。
六君子湯は胃のもたれや食欲不振など胃腸の不調にアプローチしてくれる漢方薬で、体質を根本から改善してくれる効果が期待できます。
今回は六君子湯がどのような漢方薬で市販はされているのか、どのようなときにおすすめな漢方薬なのかについて詳しく説明しましょう。
Contents
六君子湯ってどんな漢方薬?
漢方薬にはいろいろな種類がありますが、六君子湯はどのような効果ができるものなのでしょうか?
西洋薬と漢方薬の違いと一緒に詳しく説明します。
西洋の薬と漢方薬ってどう違うの?
西洋の薬と漢方薬はどちらも薬なので体に不調を感じたときに服用するので、好きなほうを選べばよいと思って思っている方も多いかと思います。
漢方薬は生薬から作られており、薬は化学的に合成された物質からできています。
そして西洋の薬と漢方薬は体の中で不足している働きを補うことで不調を改善し、薬は足りない成分の代わりになって体本来の働きを取り戻すサポートをするもの。
このように西洋の薬と漢方薬は成分や不調へのアプローチ方法が違うので、
・即効性がなくてもよいので根本から体質を改善したい→漢方薬
・一時的なサポートでもよいので即効性を重視したい→西洋の薬
この基準を参考にして西洋薬か漢方薬を選びましょう。
六君子湯の特徴
六君子湯は体力が普通以上あり、胃腸が弱い体質の方が効果を実感しやすい漢方薬です。
食欲不振や胃炎、消化不良など胃腸の不調だけでなく、疲れやすい、貧血で手足が冷えやすいなどの不調の改善にも効果的。
胃腸の不調の原因はさまざまですが、病院へ行っても特に悪いところは見当たらない場合は、病気ではなく体質による不調の可能性が高いと言えます。
そのようなときに、体質改善が期待できる漢方薬がよく使われます。
服用するときの注意点は?副作用はある?
六君子湯は子供でも服用できる漢方薬ですが、生後3ヶ月未満の乳児は副作用が起こりやすくなったり、不調が悪化する危険性があるので服用させないようにしましょう。
また、医師による治療を受けている方や妊婦の方、これまでに漢方薬や薬で副作用が出たことがある方は、安全に服用するために医師または薬剤師に相談してから服用してください。
六君子湯は比較的副作用が出にくい漢方薬ですが、
・発赤
・かゆみ
・発疹
など皮膚に何らかの異常が現れたときは服用をやめて、医師または薬剤師に相談しましょう。
もし、
・発熱
・全身がだるくなる
・食欲が極端になくなる
・皮膚や白目が黄色っぽくなる
などの症状が出たときは、肝機能障害の可能性があるので服用を中止してできるだけ早めに医師の診察を受けてください。
六君子湯を飲みたい!市販されている漢方薬?
漢方薬はドラッグストアなどでも販売されており、医師の診察を受けなくても購入できます。
六君子湯が購入できる場所は、
・ドラッグストア
・ネット通販
・零売薬局(れいばいやっきょく)
などです。
もちろん病院を受診して漢方薬だけを処方してもらうことも可能ですから、気になる症状がある方や、ほかに診て欲しい不調がある方は医師の診察を受けましょう。
そうでなく市販で問題ない方や時間がなくて病院を受診する時間がない方などは、市販の六君子湯で様子をみても良いかもしれません。
市販の六君子湯はこんなときにおすすめの漢方薬
病院に行く余裕がある方は市販の六君子湯で済ませてもよいのか、それとも病院を受診すべきなのか迷うときもあるでしょう。
どのようなときに市販の六君子湯がおすすめなのか、ポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてください。
病気ではなく胃が弱いことが原因の不調に悩まされているとき
病気の場合は漢方だけでなく薬の服用や生活改善など、さまざまな角度からの治療が必要です。
しかし病気ではなく『胃が弱い』など体質によるものなら、市販の漢方薬で様子を見てもよいでしょう。
休日や夜など病院が開いていないときに飲みたいとき
休日や夜間など病院が閉まっているときは、病院を受診するのが難しいですよね。
ドラッグストアなら21時前後までやっているお店もありますし、前もって市販のものを購入して常備しておけば、消費期限以内ならいつでも服用できます。
胃を不調を根本から改善したいとき
もともと胃が弱い体質の方は、薬で不調が改善できたと思っても、生活習慣が原因でまた食欲不振などの症状が出てしまう場合があります。
たとえば辛いものを食べたり、少し食べ過ぎたりしただけで、食欲不振や胃痛などの症状が出てしまうなどです。
そのようなときは薬で治療するより、六君子湯で体調改善にアプローチも検討できると良いです。
六君子湯で胃弱体質から抜け出そう(まとめ)
食欲不振になったり胃の調子が悪かったりすると、食事が楽しくなくなりますし、不調を抱えながら生活することになりますよね。
症状が重いときは病院を受診したほうがよいですが、そこまで重くなく体質によるものなら、市販の六君子湯で様子見してみましょう。
六君子湯で胃弱体質を改善し、心身ともに健康な状態を目指しましょう。
薬剤師 服部雄太
■処方箋なしで病院の薬が買える薬局を通して、受診ができない方々の健康支援を目指しています。