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炎症を抑える市販薬にはどのようなものがある?
「炎症を抑える薬を探している…」
「炎症を抑える市販薬にはどのようなものがあるのだろう…」
炎症は人間が自分の体を守るためにある防御反応の一つですが、辛い痛みや腫れを感じるために、市販薬を使用して炎症を抑えたいと考える方も多いでしょう。
今回の記事では、辛い炎症を抑える市販薬をテーマにお届けしていきます。炎症を抑える薬を探している方はぜひご覧ください。
Contents
炎症とは?
炎症は体に侵入した細菌やウイルスと、白血球が戦っている時に起こる生体防御反応であり、炎症を引き起こす原因は下記の通りです。
・病原微生物への感染(ウイルスや細菌など)
・アレルギー(花粉や食物など)
・科学的刺激(酸やアルカリなど)
・物理的刺激(怪我や紫外線など)
このように炎症は、感染症で熱が出たり怪我をした部分が腫れるなど、人間が生活していく中で頻繁に起こり得るものです。アレルギー疾患や関節リウマチなどの自己免疫性疾患では、炎症が慢性的に続いてしまいます。
抗炎症作用とは?
炎症を鎮める作用を抗炎症作用と呼び、腫れ・痛み・発熱などの急性炎症の症状を抑える効果があります。
抗炎症作用を持つ成分にはどのようなものがある?
続いて、抗炎症作用を持つ成分について見ていきましょう。
ロキソプロフェンナトリウム
ロキソプロフェンナトリウムは、錠剤・液剤・テープ・ローションなどさまざまな形で販売されており、抗炎症作用の他に鎮痛作用や解熱作用があります。痛みや発熱の原因であるプロスタグランジンが体内で作られるのを、抑えることができます。
イブプロフェン
炎症作用と鎮痛作用のある成分で、熱を下げる作用もあることから解熱剤としても有効です。ロキソプロフェンナトリウムと似た効果が得られますが、イブプロフェンの方が、効果が出るまでに時間がかかるとされています。
アセトアミノフェン
アセトアミノフェンは痛みの伝達に関わる部分にアプローチして痛みを感じにくくする成分で、アセトアミノフェンが有効成分となっている医療用医薬品がカロナールです。体温調節中枢にアプローチして、熱を下げることができます。100年以上前から世界中で活用されているという長い歴史を持っています。
フェルビナク
市販の湿布によく使用されている成分で、肩・腰・関節などの痛みや炎症を改善します。皮膚への浸透性が高いため、外用薬に適した成分となっています。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は人工的に作られたアミノ酸で、炎症やアレルギーの原因となるプラスミンの働きを抑制します。口内炎の治療薬や歯磨き粉に含まれていたり、喉の炎症にも効果をあらわします。また、シミや肝斑の改善効果も挙げられ、幅広く用いられる成分です。
炎症を抑える市販薬を紹介!
続いて、炎症を抑えるための市販薬を見ていきましょう。
のどの炎症・痛みを抑える「ペラックT錠」-第三類医薬品
「ペラックT錠」は、炎症やアレルギー反応を抑えるトラネキサム酸が配合されており、喉の炎症に効果的です。抗ヒスタミン剤を配合していないため、眠くなる成分が含まれておらず、仕事や運転の前でも安心して服用できるでしょう。
皮膚炎・かぶれを抑える「フルコートf」-指定第二類医薬品
「フルコートf」には、フルオシノロンアセトニドとフラジオマイシン硫酸塩が含まれており、化膿を伴うあせも・皮膚炎・湿疹・かぶれ・虫刺されなどに効果をあらわします。化膿してジュクジュクした患部や、かき壊して化膿してしまった患部に用いる薬と覚えておきましょう。
歯痛・頭痛・生理痛を抑える「ロキソニンS」-第一類医薬品
「ロキソニンS」は、歯の痛み・頭痛・生理痛に効果的な市販薬です。早く鎮痛効果が得られるロキソプロフェンナトリウムが配合されており、突然の痛みと炎症を抑えます。眠くなる成分が含まれておらず、ノンカフェイン処方であるため、タイミングを選ばずに服用できるでしょう。
腱鞘炎・関節痛・筋肉痛を抑える「フェイタスシップ」-第二類医薬品
関節や筋肉の痛みに直接働きかける「フェイタスシップ」には、皮膚への浸透性が高いフェルビナクが配合されています。ひんやりとした冷感作用もあるため、心地よい使用感があるでしょう。湿布自体が伸縮自在なので、患部にぴったりフィットするという特徴もあります。
まとめ:炎症を抑える市販薬にはどのようなものがある?
いかがでしたか?炎症を抑える市販薬には、
・のどの炎症・痛みを抑える「ペラックT錠」-第三類医薬品
・皮膚炎・かぶれを抑える「フルコートf」-指定第二類医薬品
・歯痛・頭痛・生理痛を抑える「ロキソニンS」-第一類医薬品
・腱鞘炎・関節痛・筋肉痛を抑える「フェイタスシップ」-第二類医薬品
などがあるということでした。適切な市販薬を活用し、炎症による辛い症状を改善させましょう。