発熱を繰り返す原因や病気とは?

「発熱を繰り返してしまうのはなぜだろう…」
「最近発熱を繰り返していて、その原因を調べている…」
熱が上がったり下がったりする状態を繰り返している場合、何らかの病気に罹っている可能性があります。今回の記事では、繰り返す発熱の原因や、想定される病気をテーマにお届けしていきます。繰り返す発熱に悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてください。

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発熱を繰り返す場合には何らかの病気が隠れている可能性がある

発熱はさまざまな原因によって引き起こされるため、熱があるというだけで病気の種類を特定することはできません。一般的には37.5度以上を発熱と呼び、微熱程度であれば医療機関を受診せずに体を休める方が多いでしょう。

しかし、発熱を繰り返す状態が続く場合は、何らかの病気に罹っている可能性が考えられます。熱が高くなかったとしても、繰り返し熱が出るようであれば、医療機関を受診してみるべきでしょう。

熱が上がったり下がったりする弛張熱や波状熱について

一日の体温が1度以上上下し、平熱に戻ることがない弛張熱や、熱の上下を数日おきに繰り返す波状熱など、繰り返す熱にもいくつかの種類があります。病院を受診するのなら、自分の熱が上下するサイクルや熱の範囲を正確に報告してください。

発熱を繰り返す原因として考えられる病気について

発熱を繰り返す原因になる病気には、次のようなものがあります。発熱以外の症状を比較し、該当する病気はないか考えてみてください。

関節リウマチ

関節リウマチは免疫異常によって発症し、関節に慢性的な炎症が起こります。進行すると、関節の構造が破壊され、変形してしまう場合があります。関節リウマチでは、微熱を繰り返す・倦怠感・貧血・朝のこわばりなどの症状があります。

全身性エリテマトーデス

免疫が異常に働いて関節・皮膚・血管・腎臓などに炎症が発生する病気で、腎機能が低下して関節痛とともに発熱します。

悪性リンパ腫

リンパ球ががん化する病気で、首や脇の下にあるリンパ節が腫れてしこりができます。夜間に高熱を繰り返す場合が多く、麻痺や体重減少などの症状も現れます。リンパ節の腫れが全身に広がる恐れもあります。

白血病

白血病は血液のがんであり、貧血・めまい・息切れ・発熱・出血症状などが症状として挙げられます。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

背中や側腹部の痛みとともに高熱が出る腎盂腎炎は、膀胱・尿管に細菌が入り込み、腎臓で炎症が起きている状態になります。熱の上下を数時間から数日おきに繰り返す場合があります。

尿路感染症

尿路感染症では尿路にある尿管・膀胱・尿道などに病原体が侵入して炎症が起こります。腎盂腎炎や膀胱炎は尿路感染症の一種です。

更年期障害でのぼせやほてりが出ることもある(ホットフラッシュ)

閉経前後10年間を更年期と呼び、閉経の年齢は人によって変わります。更年期の女性は、ホルモンバランスの乱れによって微熱・ほてり・のぼせ・発汗などの症状を繰り返しやすいという特徴があります。症状の強さや頻度には個人差がありますが、何年もの間、辛い症状と長い間付き合うことになる方もいます。婦人科での治療によって、その症状を緩和が可能です。

まとめ:発熱を繰り返す原因や病気とは?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・発熱を繰り返す状態が続く場合は、何らかの病気に罹っている可能性が考えられる
・一日の体温が1度以上上下し、平熱に戻ることがないのが弛張熱であり、熱の上下を数日おきに繰り返すのが波状熱である
・発熱を繰り返す原因や病気には、関節リウマチや腎盂腎炎などがある
以上の点が重要なポイントでした。どの病気も自己判断は難しいことから、発熱が繰り返されるのであれば、医療機関を受診し、適切な治療を受けるべきでしょう。