貧血の種類・原因・予防対処法|貧血と低血圧の違いも紹介!

血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が不足すると、貧血になります。ヘモグロビンには体中に酸素を運ぶ役割があるため、ヘモグロビンが減ることで体の組織が酸素不足になってしまうのです。


貧血にはさまざまな原因があり、その原因によって種類が変わります。この記事では、貧血の種類・原因・予防対処法とともに、貧血と低血圧の違いについて紹介していきます。

<h2>貧血とは?</h2>

血液の働きの中でも、酸素の運搬は非常に重要な役割だと言えますが、貧血になるとその役割を担っている赤血球中のヘモグロビンが減ってしまいます。

<h3>貧血の症状</h3>

貧血の代表的な症状は下記の通りです。

・胸の痛み

・顔色が悪くなる

・めまい

・立ちくらみ

・動悸

・息切れ

・倦怠感

・疲れやすさ

・頭痛

・眠気

・集中力の低下

・口内炎

・口角炎

・耳鳴り

・味覚異常

<h2>貧血の原因</h2>

貧血の原因はいくつもあり、複数の原因が関係している場合も考えられます。続いて、貧血の原因について見ていきましょう。

<h3>栄養不足</h3>

鉄分・亜鉛・ビタミンB12・葉酸などヘモグロビンと赤血球を作るのに必要な栄養素が不足することで、貧血を起こします。特にヘモグロビンの元になる鉄は成人男性で7.5mg、月経のある成人女性は10.5mg程度の摂取が推奨されており、意識的に摂取しなければ不足しやすい栄養素だと言えるでしょう。

<h3>疾患</h3>

何らかの疾患によって貧血が引き起こされることもあります。例えば腎臓の病気になると、血液を作る働きを助ける造血ホルモンが不足して、赤血球が減少することで貧血症状があらわれます。骨髄の病気では、赤血球が正常に生成されないため、貧血の症状があらわれます。そのため、貧血は病気のサインである可能性も考えられるのです。

<h3>赤血球が破壊されている</h3>

激しい運動・細菌感染・免疫の異常で赤血球が破壊されてしまうことがあります。その結果、血液中のヘモグロビンの数が減ってしまい、貧血を招きます。

<h3>大量出血</h3>

女性は通常の月経でも多くの血液が失われますが、頻発月経・過多月経の場合には、さらに大量の出血があり、赤血球・ヘモグロビンが不足してしまいます。そのため、女性は特に月経期間中に貧血になりやすいと言えるでしょう。

<h2>貧血の種類</h2>

続いて、貧血の種類について見ていきましょう。

<h3>再生不良貧血</h3>

血液が骨髄で作られなくなり、赤血球だけでなく白血球など全ての血球が不足します。その原因は解明されていないものの、投薬によって引き起こされる場合もあります。

<h3>溶血性貧血</h3>

本来赤血球の寿命は120日程度ですが、それよりも早く赤血球が壊れてしまう状態です。その原因には、自己免疫不全・激しいスポーツなどがあります。

<h3>巨赤芽球性貧血</h3>

葉酸やビタミンB12が不足して赤血球・白血球・血小板などの血球が不足します。通常の貧血症状の他に、消化器系の異常による舌の痛みや味覚障害、ビタミンB12欠乏による思考力低下や性格変化などの症状が現れる場合もあります。

<h3>鉄欠乏性貧血</h3>

ヘモグロビンの元となる鉄が体内で不足し、貧血になる状態です。貧血の中では最も頻度の高いものです。

<h3>腎性貧血</h3>

腎障害によって、赤血球生成に深い関わりのあるエリスロポエチンが作られなくなって不足すると、赤血球が生成されにくくなって貧血になります。このような貧血のことを、腎性貧血といいます。

<h3>老人性貧血</h3>

高齢者の貧血は、エリスロポエチン産生能低下や造血能低下などが影響して原因が特定できない貧血のことであり、高齢者は貧血症状に気がつきにくく、放置されやすいという問題があります。

<h3>二次性貧血</h3>

何らかの慢性疾患によって貧血が引き起こされることもあります。具体的には慢性炎症や悪性腫瘍などの影響で貧血になってしまうのです。

<h2>貧血と低血圧の違いとは?</h2>

貧血は血液中の赤血球の減少によって発生しますが、低血圧は血液の循環が悪くなることで起こります。原因は違うものの、どちらの場合も体中に酸素の運搬が滞るのです。また、貧血は赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなった状態であり、低血圧は血液が流れるときに血管の内壁にかかる圧力、血圧が低い状態です。

<h2>貧血を予防するためにできることとは?</h2>

貧血を予防するためには、次のことを意識した生活を送ると良いでしょう。

<h3>バランスの良い食事を食べる</h3>

栄養バランスの整った食事を1日3回食べるようにします。食事量・回数が不足すると、体に必要な栄養が不足してしまうのです。ヘモグロビンの元となる鉄分だけでなく、ビタミン・ミネラル・糖質・脂質・たんぱく質をバランス良く食べると良いでしょう。

<h4>鉄分が多く含まれる食材</h4>