病院へ行かずに風邪を治すにはどうしたらいいの?

風邪を引いてしまったとき忙しくて病院に行きたくても行けない方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな方のために病院へ行かずに風邪を緩和させる方法をご紹介します。
また、忙しい方のために病院の薬を市販で買えるセルフケア薬局についてもご紹介しています。

今回のブログでは以下を知ることができます!

・病院へ行かず薬を使わずに風邪を治す方法
・病院の薬を市販で買える薬局について
・風邪はどのくらいの日数で治るのか?

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Contents

薬を使わずに風邪を緩和する方法

風邪かも…と思ったら、まずは自身で試してみたい緩和方法を紹介します。

病院へいくほどでもない初期の風邪なら、薬を使わず治めることも可能です。また、知っておくことで風邪の予防にもなるので、ぜひ参考にしてください。

とにかく安静に!仕事量をセーブし、よく眠る

風邪の時に一番大切なことは、とにかく安静にし、体を休めることです。学校を休み、仕事の量をセーブし、肉体的にも精神的にも穏やかに過ごすようにしましょう。また、疲労回復には睡眠が大切です。安静にすることはダラダラ過ごすことではありません。TVやスマホ、ゲームをするのではなく、しっかりとベットやお布団で睡眠をとり、疲労回復に努めましょう。

鼻がツライ時は鼻洗浄

鼻水がズルズルと出る、詰まって息苦しいなど、ツライ鼻の症状には、鼻洗浄がおすすめです。鼻を洗浄することで、炎症による鼻水や奥につまった膿のようなものなどを洗い流すことができます。

市販の鼻うがい薬を利用するか、生理食塩水(塩分濃度0.9%)を用意し、1日1、2回をメドに行うとよいでしょう。

のどがツライ時はうがい

のどが痛いのは粘膜が腫れているからです。のど用の消毒液か、少し濃い目の食塩水で患部をしっかりうがいしましょう。また、細菌の感染を防ぐため、口腔内はできるだけ清潔に保ちましょう。

お腹の調子を整える

風邪といえば、体に栄養を!と考えたくなりますが、下痢の症状がある場合は、無理に食べる必要はありません。水分をこまめに補給し、胃腸を温め、まずは休ませるようにしましょう。下痢が治まり食欲が出てきたら、発酵食品などをとり、腸内環境を整えながら栄養をとりましょう。

野菜スープなど薬膳料理を摂り入れる

風邪の時は、体をあたためる薬膳料理がおすすめです。薬膳といっても、食材の栄養を活かした手軽な料理で充分です。

ポイントは、野菜スープ、味噌汁、お鍋などの柔らかく胃に負担をかけないものを選ぶことです。栄養だけでなく、食物繊維も意識的に摂り入れ、腸の調子も整えるようにしましょう。

のどと咳がツライ時にはのど飴

のどのイガイガや咳の緩和には、のど飴もおすすめです。コンビニ等で手軽に買えるものから医薬品に分類されるものまで幅広く、症状に合った製品を選ぶようにしましょう。

発熱時はしっかりと水分を補給する

熱や下痢、食欲不振の時にも、水分補給は大切です。発熱時は汗をかくので、脱水症状対策として、こまめに水分を摂りましょう。また、水よりも早く身体に吸収されやすい経口補水液やスポーツドリンクもおすすめです。

ただし、薬を服用する時は、水またはぬるま湯で飲むようにしましょう。

風邪に困った時はセルフケア薬局へ

風邪の症状をなんとかしたいけれど、病院を受診する時間がないという方には、セルフケア薬局がおすすめです。

セルフケア薬局とは

セルフケア薬局とは、処方箋なしで買える病院と同じ薬(非処方箋医療用医薬品)が買える零売薬局のことです。
医療機関などで使用される病院で出してもらう薬(医療用医薬品)約15,000種類の内、処方箋なしでの販売が認められた医薬品約7,300種類を、薬剤師のカウンセリングのもと購入することができます。

時間と費用の短縮にも

セルフケア薬局を利用することは、時間と費用の節約にもなります。

処方箋がなくてもお薬が買えるので、5~10分程度お薬が手に入ります。また、診察料等病院へ支払う費用も発生しません。セルフケア薬局の薬は、保険適用外ですが、トータルで考えれば安くなる場合もあります。

よくある風邪の症状

季節の変わり目や寒い季節には、風邪の症状に悩まされる機会が増えます。

年によって流行もいろいろですが、主に次のような症状があります。

風邪の主な症状:鼻水、鼻づまり、喉の痛み、声枯れ、咳、痰、発熱、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢など

風邪は、ウィルスが粘膜に付着し障害を起こすことから始まり、細菌による二次感染を起こす場合もあります。このことから、「風邪は万病のもと」ともいわれています。

風邪はどのくらいで完治するものなの?

風邪の症状が出たら、ツライ症状を少しでも緩和するためや悪化を防ぐためなど、多くの人が病院での診察を受けます。特にお子様の場合は、軽い症状でも病院を受診することも多いです。

ただし、病院へ行って、お薬を処方してもらったからといって、風邪は即日治るものではありません。一般的な風邪の場合、回復までに7~10日ほどかかるとされています。実は風邪ウィルスには特効薬がなく、薬は各種症状を和らげるために服用します。そのため、咳止めやのどの腫れ止め、痰を排出するものや整腸剤などの薬がそれぞれ処方されています。

これらはあくまでも症状を抑えているだけなので、痛みがましになったからといって無理をしてしまい、また簡単にぶり返してしまうこともあります。 

まとめ

風邪は誰でもかかる身近なものですが、即効性のある特効薬はありません。悪化させないためにも、ここで紹介した方法をぜひお試しください。風邪は万病のもとです。早めの対応で、風邪に負けない体を作りましょう。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。