緊張すると汗が出やすい!いい対策法はある?

「大事なプレゼンの前になると汗が出る」「緊張するとすぐに大量の汗が…」と、このように悩んでいる人はいませんか?今回は『緊張しても汗をかかないための対策』をご紹介します。

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今回の記事では以下を知ることができます!

・緊張したときに汗をかかないようにする対策
・緊張して汗をかいた時の対処方法
・なぜ緊張すると汗が出てしまうのか

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Contents

緊張しても汗をかかないようにする対策方法

緊張からくる汗は緊張汗と呼ばれています。

病気ではなく精神的なことが原因のため、対策を行えば徐々に症状は緩和されていきます。緊張汗を防ぐための対策をご紹介するのでできることから始めてみてくださいね。

緊張するシーンで深呼吸をすると汗を抑えることができる

緊張汗をかきやすい人は、どんなシーンで汗が出やすいかがなんとなくわかるはずです。そのシーンに直面しそうになったときは、深呼吸をして心を落ち着かせ、気持ちがリラックスするよう心がけましょう。

「汗をかいたらどうしよう」と必要以上に不安に思わない

緊張汗をかくと、手の平がベタベタになったり、脇汗で服が濡れてしまったりしますよね。そのため、「汗をかいたらどうしよう」と不安に思うでしょうが、必要以上に心配すると緊張汗が出やすくなります。

精神的に思いつめないのも対策の一つですから、「汗が出たら拭けばいい」くらいの気持ちでいることも大切です。

汗を止める効果のあるデオドラントを使用する

デオドラントの中には、汗を抑えたり止めたりする効果のあるデオドラントがあるため、使用してみることもおすすめです。

また、「緊張してかいた汗が臭かったらどうしよう」と不安になることでさらに緊張汗をかいてしまう場合もあります。

心の不安から来る汗を抑えるためにもデオドラントを使用して見ましょう。

制汗剤にはスプレータイプやシートタイプ、バームタイプなどがあるので、自分が使いやすいものを選んでマメにケアをしておきましょう。

人前で話すときは事前に何度も練習をする

人前で話すときに緊張汗をかくタイプなら、事前に何度も練習しておくと緊張せずに当日を迎えられるでしょう。

慣れない場面では誰でも汗をかきやすいものです。練習やイメージトレーニングをしておけば、いきなり話し始めるより緊張が和らぎますよ。

普段から自律神経を整えておく

緊張汗は自律神経の乱れが原因の場合もあります。自律神経のバランスを整えるには、適度な運動を継続したり、生活習慣を正しくするのが効果的です。

運動の習慣がない人は、1日15〜20分程度のウォーキングから始めるのがおすすめ。無理なく続けられるメニューを選び、運動で自律神経を整えていきましょう。

一度は医師に相談するのも大切

緊張汗なら対策を行えば少しずつ症状が緩和されますが、「何をしても汗が大量に出てくる」という場合は別の疾患が原因の可能性もあるのです。

例えば、バセドウ病や更年期障害、自律神経失調症は大量の発汗が症状の一つです。そのため、一度は医師に相談をして、汗の原因が緊張によるものなのかどうかを知っておくのも大切ですよ。

緊張すると汗をかきやすくなるのはなぜか

汗には上がった体温を下げる役割がありますが、緊張しているときは体温が上がっているわけではありませんよね。にも関わらず手や脇に汗をかくのは一体なぜでしょうか?

緊張による汗は『緊張汗』

体温が上がったときの汗ではなく、緊張したときに出る汗は『緊張汗』と呼びます。

人前に立つときに緊張したり、不安や焦り、おどろき、ストレスを感じたときなどに出るのが特徴です。精神的な要因と深く結びついているため、緊張汗は『精神性発汗』と呼ばれることもあります。

緊張汗は全身ではなく、脇や手足の裏など限られた部位に汗をかくのも特徴の一つです。緊張しやすい性格の人や、大勢の人の前に立つのが苦手な人ほど、緊張汗に悩まされやすいと言えます。

緊張汗は臭いがキツくなりやすい

汗が出る汗腺には『エクリン腺』と『アポクリン腺』の2種類あります。エクリン腺から出る汗の約99%は水なので、たくさんかいてもほとんど臭いがしません。

反対にアポクリン腺から出る汗は、ミネラルやたんぱく質が成分の多くを占めているため、臭いがキツくなりやすいのが特徴です。

緊張汗はアポクリン腺から出る汗の方が多いので、「緊張すると汗の臭いが気になる」という人は少なくありません。

 緊張汗が出てしまったらどうすればいい?

緊張汗を防ぐケアをしても、すぐに汗が出なくなるというわけではありません。繰り返しケアをしてくことで徐々に改善されていくので、緊張汗が出てしまったときの対処法も覚えておきましょう。

汗をこまめに拭く

緊張汗をそのままにしておくと、汗の臭いがキツくなる場合があります。臭いが強くなると周りの人に不快な思いをさせてしまうかもしれないので、汗をかいたらタオルでこまめに拭く習慣をつけましょう。

汗が出ても目立たない服を着る

スピーチ中だったり上司の前にいるときだったりと、場合によっては汗をすぐに拭けないときもありますよね。

そのようなとき、汗染みが目立つ服を着ていると、脇汗が目立って恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。

こまめに汗を拭けないときは、汗が目立ちにくい服を着るのも一つの方法です。黒色の服は汗で濡れても目立ちにくいので参考にしてください。

しっかり対策をして緊張汗から解放されよう

緊張する度に汗をかくと、人前に出るのが億劫になったりストレスを感じたりしますよね。しかし、対処法と対策を知っておけばもう怖くありません。緊張汗をかかないための対策を行いましょう。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。