ドレニゾンテープは市販されているのか?有効成分を含む市販薬は存在する?

「以前使用して効果を実感したドレニゾンテープは市販されているのだろうか…」
「ドレニゾンテープが市販されていれば購入したい…」
ドレニゾンテープ4μg/cm2(製造販売元:大日本住友製薬株式会社)を以前使用し、効果を実感された経験を持つ方の中には、市販されていれば近くで購入したい…と思われる方もいるでしょう。

そこで今回は、ドレニゾンテープ4μg/cm2は市販されているのか?という点をテーマにお届けしていきます。ドレニゾンテープ4μg/cm2が市販されているのか?という本題の前に、ドレニゾンテープ4μg/cm2の基本情報もお届けしますので、ぜひご覧ください。

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ドレニゾンテープ4μg/cm2とは?

大日本住友製薬株式会社が製造販売元のドレニゾンテープ4μg/cm2は「ステロイド含有の貼付剤」であり、外観状は薄いフィルムのような素材になっています。有効成分はフルドロキシコルチドという名のステロイドです。皮膚科や形成外科で傷跡の治療などで、処方される事が多くあります。

ドレニゾンテープ4μg/cm2の効能・効果

有効成分のフルドロキシコルチドが持つ抗炎症作用によって、皮膚の炎症、湿疹、かゆみ、痛み、赤みなどを和らげます。
<効能・効果>
湿疹・皮膚炎群・結節性痒疹*1・乾癬・掌蹠膿疱症*2・扁平紅色苔癬・アミロイド苔癬*3・環状肉芽腫・慢性円板状エリテマトーデス・肥厚性瘢痕*4・ケロイド*5等
*1:強い痒みを伴って皮膚表面が盛り上がったり結節と呼ばれる豆粒大の発疹ができる疾患
*2:膿疱と呼ばれる発疹が手のひらや足の裏に数多くみられる疾患
*3:背中や四肢にぶつぶつが多発する疾患
*4:傷あとが正常な過程で修復されなかった状態
*5:火傷や外傷、ニキビが原因となって瘢痕組織(傷あとが盛り上がった状態)が増殖したもの

ケロイドに用いられるドレニゾンテープ4μg/cm2

火傷や外傷、ニキビはケロイドに発展してしまう場合があり、そのような場合にドレニゾンテープは有効です。ケロイドは本来の傷の部分をはみ出して、正常範囲にもミミズ腫れのような傷が広がるのが特徴です。正常範囲にケロイドが広がると、痛みやかゆみを伴うことが多く、繰り返し発生することもあります。

ケロイドが予測される場合、あらかじめ抗炎症効果のあるドレニゾンテープを使用しておくことで、肌繊維細胞の増殖を抑えたり、ケロイド特有の赤みやかゆみに効果があります。ただしケロイドの部分をこえて貼った場合、正常部分の皮膚に赤みやかゆみが出てきたりする場合もあるので、できるだけ瘢痕やケロイドの部分にだけ貼るような工夫が必要です。

ちなみにケロイドは、体質的になりやすい人もおり、家庭内発生の報告も多いため、遺伝要因はあるとも考えられています。

高齢者と小児の使用について

用法用量に注意すれば小児や高齢者にも使用できます。この場合は医師の指示に従ってください。特に高齢者の場合、生理機能が低下しているため使用開始や継続については慎重な判断が必要となります。小児への投与に関しては、長期・大量使用により、発育障害をきたすおそれがあるとされています。

ドレニゾンテープ4μg/cm2の用法・用量

患部を洗浄、乾燥させたあと、貼付したい部位に合わせて切り取ってから貼付します。12時間から24時間毎に貼り替える、または夜間のみ使用する場合もあります。貼りかえる時にも、患部の洗浄と乾燥を行う必要があります。詳しい用法・用量に関しては、医師の指示通りしっかり守りましょう。

ドレニゾンテープ4μg/cm2の使用上の注意点

初めて使用する場合は、医師の診察により適応した場合に使用します。特に、ウイルスや細菌などによる皮膚感染症には使用しないのが原則です。また、大量使用や長期間広範囲にわたる使用などで、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状が出現する場合があります。特別な場合を除き長期にわたる広範囲の使用は避けて下さい。症状の改善が見られない場合や悪化する場合は使用を中止して医師の診察を受けましょう

ドレニゾンテープ4μg/cm2の副作用

<副作用>
・接触皮膚炎(何らかの物質によりアレルギー反応を起こし炎症となる)などの局所炎症
・毛のう炎(毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に起こる炎症)
・皮膚萎縮(皮膚が薄くなり弱くなる)
・毛細血管拡張 など

<重大な副作用>
眼瞼皮膚の使用に際しては、眼圧亢進や緑内障、後のう白内障を起こすことがあるので注意が必要です。また、大量または長期間にわたる広範囲の使用や密封法などによっても、緑内障など目の症状が現れることがあります。

<その他の副作用>
皮膚の感染症:カンジダ症や白癬性など、また細菌感染症などが現れることがあります。このような症状が現れた場合は適切な抗真菌剤などの使用が必要で、それでも症状が改善しない場合には使用を中止します。

その他の皮膚症状:長期間の使用によりステロイド皮膚や色素脱失などが出現する場合もあります。そのような場合はステロイドを含まない薬剤などに切り替えて治療します。

外用薬の注意として過敏症が現れる場合もあります。皮膚の刺激感(ピリピリする、違和感がある)や発疹など、過敏症が現れた場合にも使用を中止してください。

ドレニゾンテープ4μg/cm2は市販されているのか?

ケロイドや湿疹、皮膚炎群に使用されるドレニゾンテープ4μg/cm2ですが、果たして市販されているのでしょうか?結論からすると、ドレニゾンテープ4μg/cm2は医療用医薬品であるため、市販はされていません。

医薬品には、医療用医薬品とOTC医薬品に分類され、医療用医薬品は基本的に医師の診察を受け、処方箋を発行してもらい調剤薬局で薬を受け取る必要があります。一方のOTC医薬品は、処方箋が必要なくドラッグストアなどでも購入することができます。つまり、医薬品の分類が分かれば、その薬が市販されているか?という点が分かるということですね。

フルドロキシコルチドが含まれる市販薬は存在するのか?

ドレニゾンテープ4μg/cm2が市販されていないことが分かれば、その有効成分であるフルドロキシコルチドが含まれている市販薬は存在するのか?という点が気になりますよね?しかし、残念ながらフルドロキシコルチドを含む市販薬も存在しません。

ただし、皮膚炎に効果を発揮する市販薬は存在しますので、そちらを続いて紹介していきます。同じ有効成分を含んでいるわけではないため、ドレニゾンテープ4μg/cm2と全く同じ効果が得られるわけではない点に留意し、それぞれの添付文書にしっかり目を通すこと、そして少しでも不安があれば、薬剤師や販売登録者に相談するようにしましょう。

皮膚炎に効果を発揮する市販薬を紹介

皮膚炎に効果を発揮する市販薬としては、下記が挙げられます。
・フルコートf(製造販売元:田辺三菱製薬株式会社-指定第二類医薬品)
・リンデロンVs軟膏(製造販売元:シオノギヘルスケア株式会社-指定第二類医薬品)
・ベトネベートN軟膏AS(製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社-指定第二類医薬品)
それぞれについて見ていきましょう。

フルコートf(製造販売元:田辺三菱製薬株式会社-指定第二類医薬品)

フルコートf(指定第二類医薬品)は、フルオシノロンアセトニドとフラジオマイシン硫酸塩が含まれているステロイド外用剤です。効能・効果は化膿を伴う湿疹・皮膚炎・あせも・かぶれ・しもやけ・虫刺され・じんましん・化膿性皮膚疾患が挙げられます。

1週間を超えて使用してはならず、5~6日使用しても改善されない場合や悪化する場合には、使用を中止して医師、薬剤師または販売登録者に相談しましょう。

リンデロンVs軟膏(製造販売元:シオノギヘルスケア株式会社-指定第二類医薬品)

リンデロンVs軟膏(指定第二類医薬品)は、ベタメタゾン吉草酸エステルを含むステロイド外用剤です。効能・効果は、湿疹・皮膚炎・あせも・かぶれ・かゆみ・しもやけ・虫刺され・じんましんが挙げられます。注意としては、患部が化膿してジュクジュクになっている部分には、使用してはいけません。

ベトネベートN軟膏AS(製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社-指定第二類医薬品)

ベトネベートN軟膏AS(指定第二類医薬品)は、ベタメタゾン吉草酸エステルと細菌の発育や増殖を抑えるフラジオマイシン硫酸塩が含まれるステロイド外用剤です。添付文書に記載されている効能・効果は、リンデロンVs軟膏と同じです。しかし、リンデロンVs軟膏はジュクジュクした患部には使用できませんが、こちらのベトネベートN軟膏ASは、患部を保護する油性基剤であるため、ジュクジュクした患部にも適しています。

まとめ:ドレニゾンテープは市販されているのか?有効成分を含む市販薬は存在する?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・ドレニゾンテープ4μg/cm2の有効成分はフルドロキシコルチドである
・ドレニゾンテープ4μg/cm2は湿疹、皮膚炎、ケロイドの治療に用いられる
・ドレニゾンテープ4μg/cm2は医療用医薬品であるため市販されておらず有効成分を含む市販薬も存在しない
以上の点が重要なポイントでした。今回皮膚炎に効果を発揮する市販薬も紹介しましたが、セルフケアが可能な症状であれば、使用を検討されてみても良いでしょう。ただし、1週間を超えても改善されない場合はセルフケアの範囲を超えていますので、医師などに相談するようにしましょう。