コラム

高い保湿力があるヘパリン類似物質を市販で買うには?どんな症状に効果がある?

高い保湿力があるヘパリン類似物質を 市販で買うには?どんな症状に効果がある?

こんにちは!処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局です。

皮膚の乾燥や肌荒れに処方される「ヘパリン類似物質」という保湿剤があります。

保湿性が高く炎症をおさえる効果があり、テレビCM等で耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

「ヘパリン類似物質」を含むお薬は、医療用・一般用ともに種類があります。
このコラムでは、ヘパリン類似物質の使い方や効果のある症状、普通の化粧水と医療用医薬品の違いなどを解説します。

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ヘパリン類似物質とは

有効成分

保湿などに使われる成分名を「ヘパリン類似物質」と言います。
ヘパリン類似物質は人の肝臓で作られる物質「ヘパリン」に似た成分です。
血流を良くしたり、水分を保って肌を保湿したりする働きがあります。
もともと人の体内で作られる成分ですが、医学的に治療に応用するため、人工的に作られるようになりました。

剤形

剤形にもいくつか種類があります。

〈クリーム〉
水性で白色のクリームで、伸びがよくやわらかなつけ心地です。
セタノールやワセリンがなどが添加物に含まれています。においはほとんどありません。

〈ローション〉
透明な液状のもので、さらっとした使用感です。
エタノールが入っていない弱酸性のため、刺激が少ないです。においはありません。

〈ゲル〉
無色またはうすい黄色のゲルです。やや特異なにおいがします。

効果・効能

ヘパリン類似物質の特徴は保水性に優れ、角質層に浸透し、乾いた肌をしっかりと保湿してくれる点です。また、血行促進の効果もあるため、血行を改善して症状の改善を助けます。

剤形により、効果がある症状に違いがあります。

〈クリーム・ローション〉
・皮脂欠乏症
・進行性指掌角皮症
・凍瘡
・肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
・血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結ならびに疼痛)
・血栓性静脈炎(痔核を含む)
・外傷(打撲、ねんざ、挫傷)後の腫脹(しゅちょう)・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
・筋性斜頸(乳児期)

〈ゲル〉
・外傷(打撲、ねんざ、挫傷)後の腫脹(しゅちょう)、血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
・血栓性静脈炎(痔核を含む)
・血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結ならびに疼痛)
・凍瘡
・肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
・進行性指掌角皮症
・筋性斜頸(乳児期)

大きな違いは、クリームとローションは保湿に優れており、ゲルは炎症を抑える作用が優れています。

使い方

1日に1〜数回、適量を患部に塗ります。
入浴後や手洗い後など、患部の汚れやホコリを落とし清潔にした状態で塗りましょう。

クリームとゲルは、ガーゼや布などに染み込ませて患部に貼り付ける使い方もあります。

症状の範囲や状態によって適した量や塗布回数は異なります。
使用前に医師や薬剤師に確認すると良いでしょう。

服用上の注意

ヘパリン類似物質には血行促進作用があるため、多量の出血を引き起こす可能性があります。
次の方は使用する際は医師や薬剤師に確認が必要です。

・出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)のある方
・わずかな出血でも体に重大な影響が出るおそれのある方

また、潰瘍、びらん面に直接塗ることや、出血している傷がある場合も使用できません。
患部にヘパリン類似物質を塗ると、かえって出血がひどくなり、傷が治るのを妨げてしまうことがあります。
傷への軟膏をお探しの方は、他の塗り薬について、医師や薬剤師に相談しましょう。

また、顔に使用する場合は目に入らないよう注意しましょう。

副作用

ヘパリン類似物質は基本的に副作用はありません。
ですが、まれに皮膚の刺激感(チクチク感、ヒリヒリ感など)、かゆみ、赤み、発疹といったアレルギー症状がでる場合があります。

このような症状があらわれた場合は服用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

ヘパリン類似物質と一般的な保湿液の違いは?

ヘパリン類似物質は角質への浸透、保湿性に優れています。
世の中にはさまざまな保湿液や保湿クリームがあるのに、なぜ病院で保湿液が医薬品として処方されるのか、不思議に思う方もいるでしょう。

ヘパリン類似物質を含んでいる医薬品と一般的な保湿剤では、皮膚への浸透力が違います。

一般的な保湿剤は、皮膚の表面をカバーして水分の蒸発を防いで乾燥しないようにします。
それに対して、ヘパリン類似物質を含む医薬品の保湿剤では、皮膚の角質層まで浸透し、細胞に働きかけて水分を保ったり、古くなって傷ついた角質のターンオーバーを促してくれるのです。

治療・予防のための「医薬品」、美容のための「化粧品」

医薬品や化粧品に関するルールに「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」があります。
この法律で医薬品、化粧品はそれぞれ次のように定義されています。

医薬品:人の疾病の診断、治療または予防に使用されることが目的とされている物。人の身体の構造やまたは機能に影響を及ぼすことが目的とされている物。

化粧品:人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物。人体に対する作用が緩和なもの。

(「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」より一部抜粋)

ヘパリン類似物質は皮膚の炎症の治療や予防に使われるので、医薬品にあてはまります。

さらに有効成分の配合量や効果・効能の違いから、医薬品と化粧品はそれぞれ2つに分けられます。

1 医薬品
1-1 医療用医薬品
原則医師の診察と処方箋が必要なお薬です。
有効成分が含まれており、厚生労働省がその効果・効能を承認しています。

1-2 一般用医薬品
ドラッグストアやコンビニエンスストアで買えるお薬です。
厚生労働省が認めた治療や予防の効果・効能がある有効成分が含まれています。
市販で買えるお薬なので、副作用の危険性をおさえる必要があります。
そのため配合できる有効成分の量の上限は医療用の医薬品よりも少なく設定されています。
「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の表示があります。

2 化粧品
2-1 医薬部外品
厚生労働省が承認した有効成分が一定の濃度で配合されています。
予防や衛生を保つことを目的とすることと定められています。
「薬用化粧品」と呼ばれるものも、医薬部外品に含まれます。
商品に「医薬部外品」または「薬用化粧品」の表示があります。

2-2 化粧品
容姿の美化や清潔を保つことを目的にしています。
医薬部外品よりも効果・効能が弱く、症状が治るような効果・効能をうたうのは禁止されています。

以上のように、同じ保湿液でも目的や有効成分によって、医薬品か化粧品かが分かれているのです。

美容目的での購入は目的外のため保険が適用できない?

医療用医薬品は、医師の診察を受け治療のために購入する場合は保険が適用されてます。
しかし、美白や保湿、アンチエイジングといった美容目的で保湿剤を購入する場合には保険適用にはなりません。もちろん、そういった目的では医療用のお薬は購入できません。

ヘパリン類似物質を有効成分に含む市販の保湿液もさまざまなメーカーから販売されています。
主に次のような商品があり、ドラッグストアでも購入が可能です。

・第2類医薬品「ヒルメナイドローション」「ヒルメナイド油性クリーム」(matsukiyo)

・第2類医薬品「ヒルマイルドローション」「ヒルマイルドクリーム」(健栄製薬)

・第2類医薬品「HPローション」「HPクリーム」(グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン)

・第2類医薬品「さいき治療ローション」「さいき治療乳液」(小林製薬株式会社)

 

零売薬局の「セルフケア薬局」

医療用医薬品を販売できる「零売制度」

「医療用医薬品」のヘパリン類似性は、ドラッグストアでは取り扱っていません。
しかし、零売薬局では薬剤師に相談のうえ医療用医薬品を処方箋なしで購入できます。

零売薬局とは、やむを得ず病院へ行けなくて処方箋がなくても、薬剤師と相談し、必要最小量のお薬を購入できる薬局です。
2005年に厚生労働省が「処方せん医薬品等の取り扱いについて」という通知を出し、薬剤師が対面で医療知識を提供・調剤して、必要最小量の医療用医薬品を販売できるようになりました。

医療用の医薬品にも2種類あり、零売薬局が販売できるのは「非処方箋医薬品」です。
ヘパリン類似物質は「非処方箋医薬品」なので、零売薬局でも購入が可能です。

零売薬局チェーンのセルフケア薬局でも取り扱いがありますので、お気軽にご相談ください。
零売の取り扱いもある薬局一覧はこちら

「セルフケア薬局」のLINEアカウントをお友達登録すると、来店前に症状の相談や薬の在庫確認が可能です。
よりスムーズに必要なお薬を購入できます。
なんと「公式LINEお友達価格」として、価格が常に20%引きになるので、時間だけでなくお金の節約にもなります。

気になった方は、ぜひ利用してみてください。

薬剤師 服部雄太
監修:
薬剤師 服部雄太
■薬学部卒業後、医療機器MR・調剤薬局での薬剤師経験を経て、現在調剤薬局を複数店舗展開中。
■処方箋なしで病院の薬が買える薬局を通して、受診ができない方々の健康支援を目指しています。
掲載しているお薬は一部です。必要なお薬がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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