めまいの治療は病院を受診して薬を処方してもらう方法をイメージする方が多いかもしれません。
もちろん病院での治療も方法の一つですが、『漢方』を服用することもめまいの抑制につながります。
今回はめまいの抑制に漢方が有効な理由と、おすすめの漢方をいくつかご紹介しましょう。
このブログでは以下を知ることができます!
漢方で体調を整えたい方は、漢方薬一覧も合わせてチェックしてみてください!
漢方薬は種類によって体に合わない場合があり、めまいの原因に合っていないと効果が感じられないこともあります。
「効果がないな」「体に合わないな」と感じたら、無理して飲むのではなく、別の漢方を試してみましょう。
苓桂朮甘湯は、フワフワするめまいや耳鳴りがするめまいに有効な漢方です。
また、めまいが起こったときに動悸がしたり、頭や体がのぼせたような感じになる、息切れ、頭痛、立ちくらみなどの症状の緩和にも効果的。
苓桂朮甘湯は「水」を整える漢方です。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散は「水」と「血」を整える漢方薬。
不足した血を補い、余分な水分を体から排出しやすくしてくれます。
めまいの症状の他に、体が疲れやすい、頭がずっしり重く感じる、食欲があまりわかない、むくみやすい、しっかり寝ても眠たいなどの症状の緩和にも効果が期待できる漢方です。
また、体が冷えやすい女性に合い、体力ある方へ効果を発揮します。
釣藤散は「血」を整える漢方で、めまいの症状があり、イライラしやすい性格の方に合います。
めまいの他に頭の横側が痛む、少しのことで興奮してしまう、舌に白いコケが生えやすい、興奮して寝付けないなどの症状の緩和も期待できる漢方。
釣藤散は「血」は頭に余分な血液がいかないよう調整してくれます。
真武湯は「水」を整える漢方薬で、体力があまりなく、体が冷えやすい方に合う漢方です。
フラフラするめまいの症状の他に、胃の不調や下痢、体力不足で疲れやすいなどの症状の緩和が期待できます。
桂枝茯苓丸料は「血」を整える漢方で、体力がある方におすすめの漢方です。
めまいの他に冷えのぼせ、肩こり、月経不順、下腹部の痛み、頭が重く感じるなどの症状の緩和も期待できます。
漢方は処方箋なして購入できるので、病院以外でも取り扱っています。
ドラッグストアやネット通販、処方箋なしで薬が購入できる零売薬局などで購入できるので、「今すぐ欲しい」というときに便利です。
ただし初めて購入するときは、自分の症状や体質に合う漢方をプロに選んでもらったほうが早く効果が期待できます。
セルフケア薬局でも漢方を取り扱っております。
LINE友達登録をしていただくと、LINEから薬剤師にお薬のことを相談できますのでよろしければご活用ください!
漢方は病院に行かなくても入手できるため、気軽に試すことができます。
しかし、食品のようにいつでも、どれだけでも飲んでいいものではありません。
漢方薬を飲むときの注意点をいくつかご紹介するので、めまいを正しく抑制するためにきちんと頭へ入れておきましょう。
めまいはストレスや体調不良だけでなく、重大な疾患の初期症状である場合もあります。
そのため、めまい以外に、
これらの症状があるときは注意が必要です。
もしすぐに症状がなくなったとしても、病気のサインを見逃さないよう、念のため医療機関を受診することをおすすめします。
重大な病気が関係していないめまいとわかったうえで漢方を利用しましょう。
漢方は薬とは違うものですが、生薬を何種類かブレンドしているので、体質によっては合わないことがあります。
副作用も基本的にはありませんが、体に合っていないと体調不良になる場合もあるのです。
そのため、漢方を服用してからめまいの症状が強くなったり、腹痛や下痢、体のだるさなどの異変を感じるようになったら服用を中止してください。
もちろん1種類の漢方が合わなかったからといって、全ての漢方が服用できないわけではありません。
自分の体に合う漢方が見つかれば、めまいの症状の緩和をサポートしてくれます。
とはいえ、何種類もある漢方の中から自分に合うものを見つけるのは、漢方初心者にとっては難しいかもしれません。
やはり先ほど説明したように、初めて漢方を飲むときは薬剤師に相談してからのほうが安心できますね。
めまいに有効な漢方を飲んでいれば、何もしなくても症状が緩和されていくというものではありません。
たとえば漢方を飲んでいてもストレスが溜まる行動ばかりしていたり、お酒を大量に飲んでいたりしては、せっかくのよい生薬もマイナス要因に負けてしまいます。
そのため漢方だけに頼らず、
など、生活改善もおこなうことがめまいの症状を緩和させるために大切なポイントです。
おすすめの漢方をご紹介する前に、まずはめまいの症状と原因、抑制には漢方が有効な理由をご紹介します。
めまいとは、
などの症状が出るものです。
めまいの原因は三半規管の異常や脳の病気、ストレス、低血糖、熱中症などさまざま。
立ちくらみは比較的起こりやすいめまいの一種で、たまに起きる程度なら問題ないことが多いものです。
しかしめまいが頻繁に起こり、しばらく動けなくなるほど症状が強い場合は、適切な治療や対策が必要になります。
めまいの原因が疾患であった場合、漢方ではなく病院での治療が必要になります。
しかし病院を受診しても「異常はない」と言われたときは、生活改善とともに漢方を服用することで症状が緩和される方が多いのです。
漢方は何種類かの生薬からできており、めまいの原因を取り除くことで症状を緩和させます。
漢方でめまいを緩和させる場合、
この3つのアプローチ方法があり、めまいの症状や原因によって合う漢方が変わるのです。
ただし漢方は病院で処方される薬とは違うため、服用したらすぐに効果が現れるというものではありません。
しばらく服用し、水と血のバランスが整うことで症状が緩和されると覚えておきましょう。
めまいが頻繁に起こると、不快なだけでなく「いつ起こるのだろう」と不安になりますよね。
病気が関係していないめまいの緩和には漢方が有効です。
漢方はドラッグストアなどで購入できるので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
もちろん漢方だけに頼るのはよくないので、生活改善もおこなってつらいめまいから解放されていきましょう。