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RSウイルスに大人がかかったときの症状は?
「RSウイルスはどんなウイルスなのか知りたい…」
「RSに大人がかかったときの症状について知りたい…」
RSウイルスは急性呼吸器感染症の原因の一つです。乳幼児の病気としてのイメージを持っている方もいるかと思いますが、保育園・幼稚園などでの集団感染だけでなく、高齢者が集まる施設でも集団感染が起こり得ます。つまり、子供も大人もRSウイルスに感染して、発症することがあるということです。
今回の記事では、「RSウイルスに大人がかかった時の症状」や「予防方法・治療方法」などをテーマにお届けしていきます。
Contents
2歳までにほぼ感染するのがRSウイルス感染症
RSウイルスは一生に何度も感染する疾患であり、生後1歳までに50%程、2歳までにはほぼ全員の乳幼児が感染するとされています。乳幼児や新生児がRSウイルスに感染すると重症化しやすく、乳幼児の肺炎の半数はRSウイルスによるものだと言われているのです。
また、RSウイルスが流行しやすい季節は秋から春頃が一般的でしたが、最近は夏でもRSウイルスが流行しています。
大人もRSウイルスにかかることがある
RSウイルスは全ての年齢層に感染の可能性がありますが、大人がRSウイルスに感染しても軽い風邪の症状のみで完治する方が多いです。ただし、介護施設などで集団感染が起こると、重症化する方もみられます。成人・高齢者でRSウイルスが重症化する場合は、呼吸に問題が出ることが多く、肺炎や細気管支炎などを起こして入院が必要となるケースがあります。
RSウイルスに大人がかかったときの症状は?
大人がRSウイルスに感染しても多くの場合は軽症であり、自然に治ることから、RSウイルス感染自体に気が付かないままになる事例が多いです。
主な症状は下記の通りです。
・鼻水
・咳
・くしゃみ
・熱
・だるさ
RSウイルスは代表的な風邪ウイルスであるため、一般的な風邪症状を思い浮かべていただければ、症状の想像がつくでしょう。
1年のうちに再度感染することはある?
子供はRSウイルスの感染を、1年のうちに複数回繰り返すことがあります。感染の間隔が短い場合もあり、治癒したからと言って油断はできません。ただし大人が年に複数回感染する事例は少ないです。
RSウイルスにかかったら?~感染を拡大させないように~
RSウイルスに感染した時には、感染を拡大させないことが大切です。RSウイルスの感染には、飛沫感染・接触感染があるため、次のような対策を取るようにしてください。
飛沫感染を予防するためのマスク
くしゃみや咳でウイルスを空気中に飛沫させないために、マスクをして過ごすようにします。マスクは他の感染症の予防になるだけでなく、喉の乾燥を防いで症状を緩和させる役割もあるのです。
接触感染を予防するための手洗い・消毒
ウイルスが付着した手で他の人も使うものに触れると、接触感染を招きます。無意識に自分の口や鼻に触れるだけでウイルスは付着するため、頻繁に手を洗う・消毒するようにしてください。
RSウイルスの感染力は?
RSウイルスの感染力は非常に強く、人間は一生のうちに何度もRSウイルスに感染します。そのため、集団感染が起こりやすいものの、大人の多くは症状が軽いことから感染に気がつかないこともあります。
RSウイルス感染症の予防・対策
続いて、RSウイルスの感染を防ぐための対策について見ていきましょう。特に乳幼児や高齢者と一緒に暮らしている方は、下記のような行動が習慣化できると良いでしょう。
マスクをつける
マスクを使用して飛沫による感染を防ぎます。もし気づかないうちに自分が感染者になっていた時にも、感染を広げないために役立つでしょう。
人混みを避ける
特にRSウイルスの流行期は人混みに行くことを避けましょう。人が多く換気が十分でない場所では、ウイルスが長く漂い続け、集団感染を引き起こす可能性が高まります。
手洗いと消毒を徹底する
手先についたウイルスは、十分な手洗いと消毒で洗い流すことができます。帰宅後以外にも、多くの人が触れるものを使った時や、食事の前には、普段から手洗い・消毒を心掛けると良いでしょう。
顔を触らないようにする
普段から無意識に顔・口・鼻などを触る癖がある方は多いです。しかし、万が一手にウイルスが付着していた時には、口や鼻からウイルスを体に侵入させてしまうでしょう。一日を通して、常に手洗いを続けるわけにはいかないため、基本的に顔を触らないようにするべきです。
不特定多数の人が触る場所はアルコールなどでこまめに消毒する
ドアノブやスイッチなど、不特定多数の人間が毎日複数回触れる場所は、ウイルスが付着しやすい箇所です。特に集団感染を防ぐためには、このような場所を定期的に消毒し、ウイルスが広がることを防ぐと良いでしょう。
RSウイルスの治療方法は?
RSウイルスには特効薬が存在しないため、対症療法を行って辛さを緩和しながら体の回復を促します。消化に良い食べ物を食べて睡眠と十分な休養を取りましょう。
食欲がない時でも水分補給を行い、食欲が出てきたらおかゆやうどんを食べてください。香辛料の入っている刺激物などは、体調が治るまで控えます。また、免疫力を低下させるタバコ・アルコールは避けるべきです。
まとめ:RSウイルスに大人がかかったときの症状は?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・大人もRSウイルスにかかる可能性があり、その症状には・鼻水・咳・くしゃみ・熱・だるさなどがある
・子供はRSウイルスの感染を1年のうちに複数回繰り返すことがあるが、大人の場合は少ない
・RSウイルスを予防するためには、マスクをつける、人混みを避ける、手洗いと消毒を徹底するなどがある
以上の点が重要なポイントでした。RSウイルスは非常に感染力が高いウイルスであることから、予防が難しいと言えますが、特に乳幼児や高齢者は重症化の恐れがあるので、十分な注意が必要です。