「アンテベートローションを市販で買いたい!」
「アンテベートローションは処方箋なしで買うことはできるの?」
このようなお悩み、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
アンテベートローションというと、ステロイドということになりますね。
ステロイド剤は抗炎症作用や免疫抑制作用などにより、皮膚炎や湿疹、痒み、赤みなどを緩和させます。
短期間で炎症を鎮めることができます。
基本的には症状を抑える対処療法になるので、皮膚の悪化の悪循環を改善させます。
ローションタイプなので、頭皮に使用することもできます。
特に、皮膚の薄いところへの塗布はなるべく避けるべきです。
次に効能効果、用法用量、副作用、使用するにあたり、気をつけるべきことについて解説します。
・湿疹・皮膚炎群(手湿疹、進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚 炎を含む)
・乾癬
・虫さされ
・薬疹・中毒疹
・痒疹群(ス トロフルス、じん麻疹様苔癬、結節性痒疹を含む)
・紅皮症
・紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)
・ジベル 薔薇色粃糠疹
・掌蹠膿疱症
・扁平紅色苔癬
・慢性円板状 エリテマトーデス
・肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉、芽腫)
・特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病)
・円形脱毛症
・肥厚性瘢痕・ケロイド
・悪性リンパ 腫(菌状息肉症を含む)
・アミロイド苔癬
水疱症(天疱瘡群、 ジューリング疱疹状皮膚炎・水疱性類天疱瘡)
通常、1日1~数回、適量を患部に塗布する。
※必ず、用法用量は指示された範囲をお守りください。
主な副作用として、毛のう炎・せつ、刺激感、ざ瘡様発疹、皮膚萎縮、白癬、皮膚乾燥、そう痒などが報告されています。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
・細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、 及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)
には禁忌です。〔感染症及び動物性皮膚疾患症状を悪化させることがあります。〕
・本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者には禁忌です。
・鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎には禁忌です。
〔穿孔部位の治癒が遅れるおそれがある。また、感染のおそれがあります。〕
・潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上 の熱傷・凍傷には禁忌です。
〔皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるお それがある。また、感染のおそれがあります。〕
・症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止しましょう。
・目には使用しないこと
・化粧下、髭剃りの後などに使用するのは避けましょう。
今回、ご紹介したのは「アンテベートローション」ですが、市販で購入することができるのでしょうか?
結論から言うと、「ドラックストア」や「コンビニ」といった市販では購入することができませんが、「零売薬局」でなら、購入することは可能です。
零売薬局については聞き慣れない方も多いかと思いますので、次の章で解説します。
零売薬局(れいばいやっきょく)という薬局をご存知ですか?
薬局と聞くと、処方箋を持っていく薬局かドラッグストアを想像する方が多いと思います。
零売薬局は処方箋なしでお薬を購入できる薬局なんです。
実は零売制度という制度を利用すれば、お薬が処方箋なしでも購入できます。
止むを得ず病院・クリニックを受診できない場合などに、薬剤師指導のもと必要最小量のお薬が購入できる仕組みです。
ただ、全てのお薬が購入できるわけではなく、非処方箋医薬品(処方箋がなくても購入できるお薬)のみが対象になります。
購入できるお薬や在庫状況については、零売薬局にお問い合わせください。
さて、いかがでしたか?
今回はステロイドであるアンテベートローションについて解説させていただきました。
強めのお薬になりますので、使用する際は慎重に使いましょう。
副作用が起きてからでは大変なので、専門家に相談のもと、使用するのをおすすめします。