コラム

【解説】病院でよく処方される「ヘパリン類似物質」って市販でも購入できるの?

「ヒルドイド(ヘパリン類似物質)を処方箋なしで欲しいけど、市販にあるの?」

「ヘパリン類似物質について詳しく知りたい」

こんなことを思った経験はありませんか?

近年、ヒルドイド(ヘパリン類似物質)は多くの人に認知されています。

しかし、昔ほど病院で処方されるのは容易ではありません。

今回はヘパリン類似物質が市販で買えるのかどうか、また効果的な使い方についても触れていきたいと思います。

1 ヘパリン類似物質は病院でしか買えないのか?市販はない?

ヒルドイドソフト軟膏、ヘパリン類似物質油性クリームという2つのお薬を耳にしたことがある人は多いと思います。

両方とも同成分(ヘパリン類似物質)が含まれており、ヒルドイドソフト軟膏が先発医薬品であり、ヘパリン類似物質油性クリームは後発医薬品(ジェネリック)にあたります。

さて、市販で買うことができるのでしょうか?

1-1 病院で処方されるものとほぼ同じ成分のものが市販にある

ズバリ、医療用医薬品と同成分のものが市販にあります。

以下にまとめました。

・医療用医薬品→ヘパリン類似物質 【3mg/g】(剤形は軟膏・ローションなど様々)

・一般用医薬品→ヒルナメドクリーム(マツキヨ) 【3mg/g】(クリーム・ローションなど)

上記のように市販でもクリームタイプや乳液タイプなどの剤形があり、用途に合わせて使用することが可能です。

ただ、同成分と言っても異なる部分がありますので、次項で説明したいと思います。

1-2 処方されるヘパリンと市販薬との違いは?

まず初めに、医療用医薬品と一般用医薬品という大きな違いがあります。

医療用医薬品の方が、完成までの製造過程や試験法がとても複雑です。

厳重に厳重を重ねて製造されるイメージです。

一般用医薬品の方は、医療用医薬品ほど製造過程は複雑ではありません。

病院・薬局で扱われるくらいですから、簡単には造れません。

また、添加物も若干の違いがあります。

2 ヘパリン類似物質の特徴

ヘパリン類似物質には、主に以下の3つの作用があります。

・保湿作用

・血行促進作用

・抗炎症作用

吸湿して角層に水分を付与します。

基底細胞に働きかけ、修復作用のあると言われています。

次に、効果・効能、用法用量、副作用、使用上の注意について詳しく説明していきます。

2-1 効能効果

皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治 療と予防、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並び に疼痛)、血栓性静脈炎(痔核を含む)、外傷(打撲、捻挫、挫傷) 後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

2-2 用法用量

通常、 1 日 1 ~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付 する。

2-3 副作用

主な副作用として、皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹、潮紅、紫斑などが報告されています。

異変に気づいたら、医師または薬剤師に相談してください。

2-4 使用上の注意

眼や傷口(潰瘍、びらん面)に入らないように注意してください。

使用していて、いつもと違う変化に気付いたら直ちに使用をやめ、医師または薬剤師に相談してください。

3 ヘパリン類似物質の効果的な使い方

お風呂上がりや洗顔後は特に乾燥するので、その後使用すると効果的です。

25gや50gの大きいチューブの場合、人差し指の先端から第一関節までの量が、両方の手のひらに塗る量に相当します。

多く塗れば良いというわけではありません。

4 ヘパリン類似物質は処方箋なしで購入できるところがある

実は、処方箋がなくても購入できる薬局があります。

零売薬局(れいばいやっきょく)という薬局であれば、処方箋なしで医薬品を購入できます。

全ての医薬品が購入できるわけではありませんが、大部分は購入可能です。

しっかりと薬局の許可を得ていますし、薬剤師に相談のもと販売していますので安心です。

4-1 なぜ零売薬局で安く薬が買えるの?

零売薬局は零売制度という制度に則って医療用医薬品を販売している薬局です。

零売制度とは、何らかの事情で医師の診察を受けることができなかったり、やむを得ない理由の場合に薬剤師の対面・指導のもと非処方箋医薬品を販売することができる制度のことを指します。(原則、必要最小限の量に限られます)

本来、病院で処方される医療用医薬品は、必ず処方箋が必要な”処方箋医薬品”と、そうでない”非処方箋医薬品”に分けられます。

ヘパリン類似物質は非処方箋医薬品に該当するため、零売薬局で購入できます。

4-2 ただし全国どこでも零売薬局があるわけではない

現在、零売薬局は全国各地にあるわけではなく、全国数店舗しか存在しません。

特にセルフケア薬局は初の零売薬局チェーンであり、さらなる店舗拡大を目指しています。

5 まとめ

いかがでしたでしょうか?

ヘパリン類似物質は保湿効果を目的によく処方されるお薬で、皮膚科でよく登場します。

本来、治療として使用されるお薬ですが、強い保湿効果があるため美容目的で使用する人が増え、昔と比べて処方される本数が減ったという現状があります。

そのため、市販で求める人が増えています。

ぜひ、お近くに零売薬局があるか調べてみてください。

病院のお薬を10錠200円〜5分程度でご購入頂けます。
当サイトに記載しているお薬は一部ですので、必要なお薬がありましたらお気軽にお問い合わせください。
※店舗によって在庫や取り扱いが異なりますので、予めご了承ください。 また制度上、郵送販売(通販)は行えません。