オノンカプセルは市販されている?アレルギー性鼻炎に効く市販薬を紹介!

「オノンカプセルは市販されているのだろうか…?」
「アレルギー性鼻炎に効く市販薬を知りたい…」
オノンカプセルを以前に使用して症状が改善されたものの、再び似たような症状があらわれてしまい、オノンカプセルが市販されているのか気になる方もいるでしょう。また、アレルギー性鼻炎に効く市販薬にはどのようなものか知りたい方もいるでしょう。

今回は、そのような方に向けて以下について解説していきます。
・オノンカプセル112.5mgについて
・オノンカプセル112.5mgは市販されているのか?
・アレルギー性鼻炎に効く市販薬について
ぜひ最後までご覧ください。

Contents

オノンカプセル112.5mgについて

小野薬品工業株式会社が製造販売するオノンカプセル112.5mgの有効成分は、「プランルカスト水和物」と呼ばれるもので、キプレスやシングレアという薬と作用が同系統のものになります。薬学的には、ロイコトリエン受容体拮抗薬と呼ばれ、ロイコトリエンと呼ばれるアレルギー物質に関与します。

ロイコトリエン受容体拮抗薬について

ロイコトリエンは、気管支を収縮させて狭くしてしまう作用があります。ロイコトリエン受容体拮抗薬を使用すると、ロイコトリエンの働きを阻害し、気管支を拡張させます。

オノンカプセル112.5mgの効能・効果

オノンカプセル112.5mgは、気管支喘息、アレルギー性鼻炎となっています。

オノンカプセル112.5mgの用法・用量

通常、成人はプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤4カプセル)を朝食後及び夕食後の2回に分けて服用します。年齢、症状により適宜増減しますので、医師の指示に従いましょう。

オノンカプセル112.5mgの副作用

主な副作用として、吐き気、下痢、腹痛、胃部不快感、頭痛、眠気、めまい、発疹、かゆみ、じん麻疹、などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに、以下のような症状があらわれ、下記の[]内の副作用の初期症状があらわれることがあります。
このような場合は、直ちに服用をやめ、医師または薬剤師に相談してください。
・呼吸困難、冷汗、息切れ[ショック、アナフィラキシー]
・鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血[血小板減少]
・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染[肝機能障害]
・発熱、から咳、胸の痛み[白血球減少、間質性肺炎、好酸球性肺炎]
・手足の筋肉の痛み、こわばり、全身倦怠感[横紋筋融解症]

オノンカプセル112.5mgの注意

服用しても効果が認められない場合には、長期連用してはいけません。保管に関しては、乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。もし、薬が残った場合、保管しないで廃棄しましょう。

オノンカプセル112.5mgは市販されているのか?

オノンカプセル112.5mgは市販されているのか?という点ですが、こちらは結論からすると市販されていません。薬には医療用医薬品とOTC医薬品があるのですが、前者の医療用医薬品は処方箋が必要であり、受診のうえ発行してもらう必要があります。そして、医師が薬とその量を決めます。

オノンカプセル112.5mgは医療用医薬品に該当するため、そもそも市販されていません。OTC医薬品は、自己の判断で薬を選ぶことができドラッグストアなどで購入できるものの、保険は適用されません。

オノンカプセル112.5mgの有効成分を含む市販薬は存在するのか?

オノンカプセル112.5mgは市販されていないことがわかりましたが、有効成分である、プランルカスト水和物を含む市販薬も存在しません。ただし、アレルギー性鼻炎に効果を発揮する市販薬はありますので、そちらを見ていきましょう。

含有される成分が異なるため、オノンカプセル112.5mgと全く同じ効果は期待できませんが、アレルギー性鼻炎に効果を発揮するものを挙げていきます。

アレグラFX(製造販売元:サノフィ株式会社-第2類医薬品)

アレグラFXは、第二世代抗ヒスタミン成分であるフェキソフェナジン塩酸塩が有効成分となっています。フェキソフェナジン塩酸塩は、ハウスダストや花粉による、鼻詰まりやくしゃみといったアレルギー症状に効果を発揮します。

用法・用量は15歳以上の成人で、1回1錠を1日2回(朝夕)服用します。

アレジオン20(製造販売元:エスエス製薬株式会社-第二類医薬品)

アレジオン20は、第二世代抗ヒスタミン成分であるエピナスチン塩酸塩が含有されている眠くなりにくいアレルギー性鼻炎内服薬です。効能・効果は、花粉やハウスダストなどによる、鼻のアレルギー症状(鼻水・鼻詰まり・くしゃみ)に効果を発揮します。

用法・用量は、15歳以上の成人で1日1回1錠を服用します。15歳未満は服用できません。

アネトンアルメディ鼻炎錠(製造販売元:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 -指定第二類医薬品)

アネトンアルメディ鼻炎錠は、鼻粘膜の充血や腫れを抑えるプソイドエフェドリン塩酸塩、抗ヒスタミン作用によりくしゃみや鼻水などを抑えるクロルフェニラミンマレイン酸塩、抗アレルギー作用を持つサイシンエキスやシンイエキス、鼻炎症状の改善を助けるショウキョウエキス、鼻炎に伴う頭重、不快感を和らげる無水カフェインが含有された鼻炎用薬です。

効能・効果は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、なみだ目、のどの痛みなどに効果を発揮します。

まとめ:オノンカプセルは市販されている?アレルギー性鼻炎に効く市販薬を紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・オノンカプセル112.5mgは気管支喘息、アレルギー性鼻炎に効く医療用医薬品である
・オノンカプセル112.5mgは医療用医薬品であるため市販されていない
・オノンカプセル112.5mgの含有成分が含まれた市販薬も存在しない
・アレルギー性鼻炎に効く市販薬にはアレグラFXやアレジオン20などがある
以上の点が重要なポイントでした。オノンカプセルは医療用医薬品であるため、もしオノンカプセルの服用を望む場合であれば、受診したうえで処方箋を発行してもらう必要があります。また、アレルギー性鼻炎をセルフケアで対応する場合には、市販薬という選択肢もありますので、今回の内容を参考にしていただければと思います。