「薬が切れたが病院は休み…」診察なしで薬だけを処方してもらうことはできる?

「薬が切れたが病院が休み…ひとまず薬だけが欲しい…」
毎日服用しなくてはいけない薬がある方は、薬が切れないように日々注意して過ごさなくてはいけません。もし多くの病院が連休を取る時期に薬が切れてしまったら、何日間も服用を停止しなければならないことも考えられます。

この記事では、病院がお休みで医師の診察が受けられないタイミングで薬が切れた場合に、診察なしで薬を処方してもらえるのかについて解説していきます。「薬が切れたが病院が休みでどうしよう…」と思われたことのある方はぜひご覧ください。

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基本的に診察を受けずに薬だけをもらうことは出来ない

“基本的”に医師の診察を受けずに薬(医療用医薬品)を受け取ることはできません。なぜなら、薬局で薬を受け取るためには、医師が記載した処方箋が必要だからです。長期的に同じ薬を服用している方でも、毎回の診察が欠かせません。

処方箋があれば代理で薬を受け取ることは可能

処方箋を受け取るためには本人が医師の診察を受けなくてはいけませんが、処方箋さえあれば、薬の受け取りを代理の方に頼むことは可能です。体調が悪く診察後薬局に行けなかった場合には、薬の受け取りのみは代理の方に依頼できるのです。薬が欲しい状態の方の多くは体調に問題を抱えています。処方箋を受け取った後、家族に薬の受け取りを頼んで体を休めるということも可能です。

代理受診はできるのか?

代理の方に診察を依頼し、症状を伝えてもらうことは医師法にて原則禁止されていますが、やむを得ない事情が認められた上での代理受診は可能な場合があります。しかし、基本的には禁止されている行為だと考えるべきでしょう。特に初診の場合、代理受診は認められません。

病院に通院する時間がない…という方はスケジュールの管理を!

病院には定められた診察日・時間があり、自分のスケジュールに合わせにくいこともあります。平日日中に仕事をしている方にとっては、通院のためのスケジュール調整が難しくなるでしょう。

そのため、治療途中で必要な薬の服用を中断し、治療が難航してしまう方は少なくありません。通院の中断を防ぐには、自分の病気の症状・必要な治療・投薬の理由・薬の役割を十分理解することが大切です。通院の優先順位を高めて、事前に通院のスケジュールを組む習慣を付けてください。

薬が切れたが病院が休み…零売薬局で処方箋なしで薬が買える!

先ほど”基本的”に診察を受けなくては、薬がもらえないとお伝えしましたが、処方箋がなくても薬を手に入れる方法はあります。零売薬局という新しい形の薬局を活用すれば、医師の診察を受けずに病院でもらう薬と同じものが購入可能です。

店舗での受け取りは必要ですが、病院を受診する時間を大幅に削減できるため、通院する時間がない方に適しています。そして、自分のスケジュールに合わせて薬が手に入れられます。

また、病院での診察料・検査料・処方箋料の請求がないことから、普段よりも薬の購入に必要なコストが削減可能な場合もあります。ただし、受診する時間がどうしてもとれない場合などの、やむを得ない事情がある場合に利用が可能です。また、購入可能なのは処方箋医薬品以外の医療用医薬品に分類される医薬品になります。

まとめ:「薬が切れたが病院は休み…」診察なしで薬だけを処方してもらうことはできる?

薬が切れたけれど病院が休み…という状況は避けなくてはいけません。なぜなら、下記が理由となるためです。
・基本的には医師の診察を受けずに薬を受け取ることはできない
・薬を手に入れるには医師が書いた処方箋が必要
・原則として代理受診は認められない

しかし、やむを得ない事情のある方の場合、零売薬局を使えば処方箋がなくても病院の薬を購入することが可能です。通院する時間がどうしても取れないなどの事情のある方は、零売薬局の活用を考えてみましょう。