ウイルス性イボをうつさないためには?|ウイルス性疣贅の原因・症状

「ウイルス性イボをうつさないためにはどうすればいいのだろう…」
イボにはいくつかの種類がありますが、ウイルス性イボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで発症します。ウイルス性イボは感染症であるため、知らずのうちに感染を広げてしまう恐れもあるでしょう。

今回の記事では、ウイルス性イボについての基本的な情報と、ウイルス性イボを人にうつさないためにできることを紹介します。

Contents

ウイルス性イボとは?

ウイルス性イボは皮膚の傷口からヒトパピローマウイルスが体内に入り込み、皮膚の最下層に位置する基底層で細胞の核内に入り込むことで発症します。感染後もしばらくは症状が出ずに潜伏しているものの、次第にウイルスが増殖して皮膚を押し出し、イボを出現させるのです。ウイルス性イボはイボの性状によって3つの種類に分けられます。

扁平イボ

扁平イボは主に顔・手の甲・腕・脇の下などにできるもので、平たく茶色や肌色をしています。特に顔にできるとニキビと間違われやすいでしょう。20〜40代の女性の発症が多いイボの種類です。

尋常性イボ

尋常性イボは手・指・足の裏などに発生しやすく、表面はザラザラまたはツルツルしています。大きさは直径1cm程度で、丸みを帯びています。

伝感性軟属腫

表面が滑らかで光沢があり、水を含んでいるために「水イボ」と呼ばれます。

ウイルス性イボを人にうつさないためにできることとは?

ウイルス性イボは感染によって広まりますが、治療にも時間がかかるため、人に感染をさせない予防対策をとりながら生活を送らなくてはいけません。ウイルス性イボができている時には、次の点に注意すると良いでしょう。

イボを触らない

ウイルス性イボに触れた手にはウイルスが付着し、自分の体の他の部位にイボが増えてしまうだけでなく、他の人が接触感染するリスクも増やします。イボがあると気になってしまうものですが、人にうつさないためにも、なるべく触らないようにしてください。

自分で治療をしない

イボを自分で切り取るなどの治療をしてはいけません。イボ周辺にウイルスが飛び散ってイボの数を増やしてしまう恐れがあるでしょう。ウイルスが手や周囲の物に付着することで、他の人へうつしてしまう可能性も高まります。

足の裏にウイルス性イボがある場合は素足にならないようにする

足の裏にウイルス性イボがある時に素足で自宅を歩いていると、他の家族にうつしてしまう恐れがありますので、靴下をはきましょう。

ウイルス性イボに感染しないためにできること

ウイルス性イボに感染しないためには、公共の場所を素足で歩かない・毎日同じ靴を履かない・他の人と靴下や靴を共有しない・足を清潔にして乾燥を保つなどの対策があります。特に、現段階でウイルス性イボを持っている人が身近にいる場合には、お互いが感染予防対策を取ることが大切でしょう。

まとめ:ウイルス性イボをうつさないためには?|ウイルス性イボの原因・症状

いかがでしたか?今回の内容としては、
・ウイルス性イボはヒトパピローマウイルスが原因で起こる
・ウイルス性イボの症状の種類として尋常性イボや扁平イボなどがある
・ウイルス性イボは感染が広まりやすい病気である
・ウイルス性イボを人にうつさないためには、ウイルス性イボに極力触らず、自分で切除したりしないこと
・足の裏にウイルス性イボができている時には素足で過ごさない
以上の点が重要なポイントでした。ウイルス性イボは自然治癒も可能ですが、完治までに多くの時間が必要で再発もしやすいため、皮膚科など医療機関を受診し、早めに治療を進めるべきでしょう。