漢方薬と西洋薬は一緒に飲んではいけないの?正しい知識を身に付けよう

薬の併用には注意が必要ですは、漢方薬と西洋薬は併用しても問題ないのか気になる方も多いのではないでしょうか?

漢方薬と西洋薬を一緒に飲むことができるかを解説していきます。

今回のブログでは、以下を知ることができます!

・漢方薬と西洋薬は一緒に飲む時の注意
・漢方薬と西洋薬の違い
・漢方薬と西洋薬の基礎知識

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Contents

漢方薬と西洋薬の飲み合わせについて

漢方薬と西洋薬を同時に摂取することに問題はないのでしょうか?

まずは医師か薬剤師に相談

病院で同時に処方された場合は、何の問題もありません。ただし、以前に処方された薬を保管しておいて、併用する場合は必ず医師か薬剤師の確認をとるようにしてください。

また、ドラッグストアなど購入した漢方薬を愛飲している場合も、いつも飲んでいるから大丈夫、漢方薬は効き目が穏やかだから問題ないと、勝手な判断で併用するのは止めましょう。

薬を併用して飲む時は、危険な飲み合わせではないか、体にとって有効かなど、必ず医師か薬剤師に確認をするようにしましょう。

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漢方薬と西洋薬の併用で相乗効果も

漢方薬と西洋薬を併用することで、それぞれの利点を活かした相乗効果が期待できる場合があります。血圧を下げ、細菌を殺すなど、ピンポイントで即効性を必要な症状には西洋薬を、同時に体が重い疲労感が取れない、イライラするなどの不定愁訴は漢方薬で治療します。急いで改善すべき症状を西洋薬で手当てし、漢方薬を用いて再発を防ぐための体質改善を行うなど、患者に嬉しい幅広い治療が可能です。

併用が禁じられているものも

併用することで、双方の利点を活かすどころか、危険な副作用をもたらすことも報告されています。これは漢方薬と西洋薬の組み合わせだけでなく、漢方薬同士でも飲み合わせによってはたいへん危険です。

甘草(カンゾウ)、麻黄(マオウ)、大黄(ダイオウ)、附子(ブシ)などが含まれている漢方薬は、西洋薬の成分が漢方薬と重なることもあるので、特に注意が必要です。服用前に医師、薬剤師または登録販売者に必ず相談をしましょう。

甘草:芍薬甘草湯など漢方薬の約7割に配合(副作用:倦怠感・むくみ・血圧上昇など)

麻黄:葛根湯、麻黄湯など(副作用:食欲不振・多汗・不眠・動悸など)

大黄:桃核承気湯、防風通聖散、大黄甘草湯など(副作用:腹痛・下痢・食欲不振・吐き気など)

附子:八味地黄丸、桂枝加苓朮附湯など(副作用:熱感・ほてり・発汗・しびれなど)

要注意の併用として、小柴胡湯とインターフェロンがあります。

小柴胡湯は、肝機能障害や慢性胃腸障害に効果のある漢方薬で、長引く風邪、胃腸虚弱、食欲不振、疲労感などに広く利用されています。インターフェロンは、B型肝炎やC型肝炎などの治療として用いられます。

1991年頃から小柴胡湯の副作用による間質性肺炎が報告され、死亡するケースもあり、1994年にはインターフェロンとの併用が禁止されました。

また、小柴胡湯は、大柴胡湯、半夏瀉心湯、辛夷清肺湯、清肺湯、柴苓湯などとの併用でも間質性肺炎の発生が報告されています。発生の確立はたいへん低いものの、危険を避けるためにも服用は避けましょう。

漢方薬と西洋薬の違い

患者を治すという目的は同じ漢方薬と西洋薬ですが、その違いは、

「漢方薬は患者個人の体質にスポットを当て、体質を整えることで症状を和らげる」

「西洋薬は、病気や症状にスポットを当て、早急に症状を改善させる」

ことにあります。

漢方薬は体質の改善に効果があるので、目的の症状以外にも複数の病気が改善されることもあります。また西洋薬では手当のできない「未病」とよばれる病気になる前の症状の改善も可能です。

※漢方薬も西洋薬も、病院で処方される場合は、保険が適用されます。

漢方薬の基礎知識

5~6世紀頃、日本にはじめて中国の医学が伝わり、それ以降、室町時代まで漢方薬や生薬を利用する中国伝来の医学に沿った医療が行われていました。その後は、日本人の体質や気候に合わせ、漢方薬は日本で独自の進化を遂げました。漢方薬と聞いて、中国の医療と思われるかもしれませんが、実際は日本の伝統医療として発展したものです。

漢方薬の特徴として、

・先人の治癒経験を元にした自然科学的な伝統医療

・体全体の調和を目指す医療方針

・個人の体質や特徴に沿った診断

・診断のつかない未病の治療

・複数の症状への効果

などがあります。

これらの特徴から、虚弱体質や加齢現象、食欲不振、胃痛、不眠やイライラ、婦人科系の不調やアレルギー、冷え性など、慢性的な症状の改善に多く用いられます。

西洋薬の基礎知識

西洋薬は一つの有効成分で作られているものが多く、ピンポイントで症状の改善を目指します。その物質のほとんどは人工的に化学合成されたもので、一つの成分でできているため、症状に強い作用を起こします。このため、症状の原因が特定されている場合や、即効性が必要な場合は、西洋薬を用いることが多いです。

西洋薬の特徴として、

・科学的に実証されている

・症状に対して、ピンポイントの治療

・画一化されている

・精製された純粋な薬物

・即効性と副作用

などがあります。

これらの特徴から、西洋薬は病状の緩和だけでなく、緊急を要する疾患や感染症の改善に欠かせない存在です。

まとめ

漢方薬と西洋薬の併用は、相乗効果も期待できると広く活用されています。ただし、薬の飲み合わせを自己判断することはたいへん危険です。漢方薬は生薬だから大丈夫、効き目が優しいから問題ないと勝手な思い込みは止め、必ず医師や薬剤師に確認、相談するようにしましょう。

 

<参考サイト>

https://www.tsumura.co.jp/kampo/info/harmony/

https://www.min-iren.gr.jp/?p=27234