長引く痰が絡む咳に麦門冬湯 市販で購入できるの?

長引く痰が絡む咳に麦門冬湯。市販で購入できるの?

こんにちは!処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局です。

「過去に病院で麦門冬湯が処方されたので、市販でも買いたい」
「痰が混じる咳がちょっと長引いていて、漢方で治したい」

こんなお悩みありませんか?

漢方の麦門冬湯(ばくもんどうとう)は一般的には咳症状で処方されます。
今回は、そんな咳に効く麦門湯について解説していきたいと思います。

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Contents

1 麦門冬湯の特徴

咳止めの漢方と言えば、「麦門冬湯」と思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

そのくらい咳症状では処方されることが多く、特に風邪による咳で使用されます。

眠気が出にくいため、使い勝手が良く、喉を潤し咳を鎮めるはたらきがあります。

便利な漢方と思われがちですが、漢方は体質などにより、合う・合わないなどの違いがあります。

麦門冬湯は、「体力中等度以下でたんが切れにくく、ときに強くせきこみ、又は咽頭の乾燥感」がある方に合うとされています。

1-1 効能効果

痰の切れにくい咳、気管支炎、気管支ぜんそく

1-2 用法用量

通常、成人1日9.0gを2 ~ 3回に分割し、食前又は食間に経口投与 する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

※医療用ツムラの場合の用法用量です。

1-3 副作用

主な副作用として、発疹、蕁麻疹などが報告されています。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

 

※以下のような症状があらわれたら、服用を直ちに止め、医師の診察を受けてください。

・発熱、息切れ、呼吸困難

・尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる

・体がだるくて手足に力が入らない、手足がひきつる、手足がしびれる

・体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる

 

2 麦門冬湯の成分

麦門冬湯には、6種類の生薬が含まれています。

効果・含有量については以下の通りです。

 

ツムラ麦門冬湯エキス顆粒(医療用ツムラ)9.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス6.0gを含有する。

・麦門冬(バクモンドウ)10g:

→胃や心臓の虚弱からのきついノボセを下げる。

 

・半夏(ハンゲ)5g:

→胃弱者の鎮吐・鎮咳・鎮静。

 

・粳米(コウベイ)5g:

→抗炎症作用。

 

・大棗(タイソウ)3g:

漢方の調整役として用いられ、薬理作用の衝突を和らげる。

 

・人参(ニンジン)2g:

→滋養強壮作用。身体を強くする。

 

・甘草(カンゾウ)2g:

→抗炎症作用。

3 長引く咳、ちょっと待って?

そもそも、咳は防衛反応であり、ウイルスや環境物質・ほこりなどが気道粘膜を刺激することで反射的に起きます。

むやみやたらに止めれば良いというものではありません。

風邪ではなく、別の疾患や薬の副作用による咳の場合もあり、原因は様々です。

特に、2週間以上続く咳には要注意です。

長引く咳の場合は、単なる風邪による咳ではなく、気管支炎や喘息、結核、COPDなど重大な病気が隠されていることがあります。

長年タバコを吸う→慢性気管支炎→COPD(慢性閉塞性肺疾患)の流れを辿るケースも少なくはありません。

咳が2週間以上長引く場合は、必ず医師の診察を受けましょう。

4 咳に良いとされる漢方

実は、咳止めの漢方薬は他にもあります。

麦門冬湯の他に以下の漢方薬などが用いられます。

 

・柴朴湯

・小青竜湯 

・麻杏甘石湯 

・五虎湯 

・神秘湯

・苓甘姜味辛夏仁湯 

 

近年、セルフメディケーションと呼ばれる自身にて傷病・症候を判断し医療製品を使用するというセルフケアの概念が浸透しています。
しかし、漢方薬はそれぞれ異なった特性・特徴を持っているので、自身で症状・体質に合わせてチョイスするのは難しいと思います。

5 麦門冬湯は市販で買えるのか?

医療用、市販どちらにも麦門冬湯はあります。

どちらも成分・量は同じものになっていますので、タイミングに合わせて購入することができます。

また、ドラッグストアなどでツムラやクラシエのものが販売されています。

漢方薬局や零売薬局でも購入することが可能です。

こちらでは薬剤師と相談しながら自分に合った漢方薬を選択できるので、安心して服薬可能です。

6 零売薬局とは?

零売薬局(れいばいやっきょく)というワードを聞いたことのある方は少ないのではないかと思われます。

最近、徐々に増えつつある薬局の新しい形です。

零売制度という制度を利用して、非処方箋医薬品を販売できる薬局です。

零売制度とは、止むを得ず医師の受診ができない場合など薬剤師と相談の下、必要最小限の医薬品を購入できる制度です。

全国どこにでも零売薬局があるわけではない

そんな零売薬局ですが、都内でも数店舗しかなく、まだまだ全国的に少ないのが現状です。

医療費削減に貢献できるだけでなく、薬剤師の職域拡大にも繋がるため、今後はこのような薬局が増えていくと思われます。

零売薬局チェーンのセルフケア薬局は、順次拡大中です。零売薬局の取り扱い薬局一覧はこちら
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7 まとめ

今回は、咳止めに使用される麦門冬湯について解説しました。

咳止めの漢方薬は麦門冬湯だけでなく、いくつか販売されています。

また咳1つとっても、様々な原因があり、様々な疾患に関連しているのです。

「少し咳が長引くな」と思ったら、すぐ医師の診察を受けることをオススメします。

 

薬剤師 服部雄太
監修:
薬剤師 服部雄太
■薬学部卒業後、医療機器MR・調剤薬局での薬剤師経験を経て、現在調剤薬局を複数店舗展開中。
■処方箋なしで病院の薬が買える薬局を通して、受診ができない方々の健康支援を目指しています。