風邪で耳詰まりが起こる原因や耳が痛くなる原因について

「風邪をひいてなんだか耳が詰まった感じする…」
「風邪で耳詰まりが起こる原因を知りたい…」
風邪をひいた際に、耳詰まりが起こることがありますが、なぜ耳詰まりが起こるのかご存じでない方が多いのではないでしょうか?今まさに風邪による耳詰まりでお困りの方もいるかもしれませんね。

今回は、風邪で耳詰まりが起こる原因や耳が痛くなる原因をテーマにお届けしていきます。耳に違和感がある方はぜひご覧ください。

Contents

風邪で耳詰まりが起こる原因とは?

風邪をひいて鼻が詰まると耳管が塞がれてしまって、音がこもって聞こえにくくなる耳閉感が起こる場合があります。まずは、風邪で耳詰まりが起こった際に考えられる病気について見ていきましょう。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎は、基本的に痛みやかゆみはなく耳閉感だけが起こる中耳炎であり、鼓膜の奥にある中耳に滲出液がたまる病気です。滲出性中耳炎は子供や老人に多いものの、大人であっても風邪の後に起こることがあります。

風邪をひいてのどや鼻に炎症が起こると耳管が腫れて狭くなったり、鼻水が溜まって耳管の働きが悪くなって耳詰まりを感じます。滲出性中耳炎は、風邪だけでなく副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎が原因でひきおこされることもあります。

耳管狭窄症

耳管狭窄症は耳管が狭くなったり塞がれたりする病気で、鼻や喉の炎症によって耳管開口部周囲に炎症が起こり、それが原因となってあらわれます。自分の呼吸の音が耳に響いたり、耳が詰まった感じがするという症状があり、滲出性中耳炎と併発することもあります。

風邪で耳が痛くなる原因は?

風邪をひくと耳が痛くなってしまう場合がありますが、考えられる病気としては急性中耳炎が挙げられます。

急性中耳炎

急性中耳炎は、風邪をひいて鼻水がひどいときなどに鼻の奥と中耳をつなぐ耳管を通って、ウイルスが中耳の中に入り起こるものです。症状としては、鼓膜の奥で膿が溜まって耳が痛くなったり、熱があらわれます。

風邪のときに鼻をすするのはよくない

風邪をひいて鼻水がひどいと、鼻をすすってしまうことがあるでしょう。鼻をすすると耳管を通じて中耳にも陰圧がかかり鼓膜がへこんだり、貯留液が溜まったりしてしまいます。鼻水はウイルスや細菌を体外に出すために起こる防御反応ですが、鼻水を出さずに飲み込んでしまえば、喉に流れて炎症を悪化させる場合もあります。

痰も同様にウイルスなどを体外に排出させる防御反応ですので、同様に飲み込まないようにしましょう。また、子供は鼻水をすすってしまいがちですので、必ずティッシュにくるめて捨てるように教えましょう。

風邪のときに鼻水をおもいきりかむのはよくない

風邪のときに鼻水をおもいきりかんでしまうと、その衝撃で中耳に圧力がかかって耳を傷めてしまう場合があります。鼻水を耳の奥に送りこんでしまう原因にもなりますので、優しくかむようにしましょう。また、鼻水にはウイルスや細菌がたくさん含まれていますので、鼻をかまないでそのまま放っておかないようにしましょう。

鼻の正しいかみ方

1.片方の鼻をおさえてティッシュを鼻にあてる
2.ゆっくりと優しく鼻水をだす(強くかまない)
3.片方の鼻の鼻水が出せたら反対の鼻をおさえて同じように優しく鼻水をだす
4.繰り返す
鼻をかむ際のポイントは、片方ずつ鼻をかむ・なるべく優しくかむ・繰り返して鼻水をだしきるという点が挙げられます。左右の鼻を同時にかむと鼻水が鼻の奥に追い込まれる場合があります。また、ティッシュペーパーや指を無理やり鼻に入れると、粘膜が傷ついてしまう場合があります。

まとめ:風邪で耳詰まりが起こる原因や耳が痛くなる原因について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・風邪をひいて鼻が詰まると耳管が塞がれてしまって耳閉感が起こる場合がある
・滲出性中耳炎は基本的に痛みやかゆみはなく耳閉感だけが起こる中耳炎である
・耳管狭窄症は耳管が狭くなったり塞がれたりする病気である
・風邪をひくと耳が痛くなってしまう場合もある
・急性中耳炎は風邪をひいて鼻水がひどいときなどにウイルスが中耳の中に入って耳の痛みが起こるものである
以上の点が重要なポイントでした。風邪をひくと鼻水や鼻づまりが気になる症状としてあらわれますが、鼻を強くかむことなどによって、耳詰まりが起こることもあります。

風邪をひいて鼻水が出る場合はすすることなく出すことが大切ですが、強くかまないようにして正しい鼻のかみ方を参考にしていただければと思います。

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