ものもらいの原因と対処法は?セルフケアのポイントを徹底解説

ある日突然できるものもらい。腫れぼったく違和感があり、どのようにケアをすればいいのか困りますよね。

今回は正しく知れば防げる&対処できるものもらいについて解説します!

このブログでは以下を知ることができます!

・ものもらいができたときにするべき対処法
・ものもらいはなぜできるのか?
・ものもらいを予防する方法

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Contents

ものもらいの対処法

ものもらいができるとついつい気になって触りたくなってしまいますが、触るのは厳禁。ましてや潰すなんてもってのほかです。つぶすことで感染が拡大する場合がありますので、治癒するまでは清潔を保ち、以下の点に気を付けます。

セルフケアのポイント

セルフケアでは以下の点に気をつけましょう。

1.コンタクトの使用を控える

ものもらいが治るまではメガネで過ごしましょう。

2.低刺激な洗剤を使用

目元を洗う場合はベビーソープ や低刺激のものを使用します。

3.温湿布が効果的

腫れがひどい場合や気になる場合、数分間温湿布を当てるのも効果的です。

薬を使用する場合

たいていのものもらいは上記のセルフケアで2、3日で治癒します。ただし、2、3日を経過しても良くならない場合、医師の診断が必要です。

眼科では抗生物質を処方されますが、場合によっては切開してウミを出す必要がある場合も。当然ながら自分でやろうとはしないように!

セルフケア薬局では、LINEからお薬に関することを薬剤師に相談できますので、よろしければご活用くださいね。

ものもらいの特徴と原因

そもそも、ものものもらいとは、まぶたやまつ毛の根本など目元周辺にできるニキビのようなできもので、細菌感染による急性化膿性炎症です。みなさん一度や二度は経験があるのではないでしょうか。ものもらいは、地域によってはめばちこ、めいぼなどとも呼ばれますが、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」が正式名称です。

痛みやかゆみ、赤みと不快感をともないますが、視力には影響がないため安心してください。ただし、ひどくかいたりこすったりするのは厳禁です!

ものもらいの原因は?

ものもらいの原因は、実はニキビや内生毛とほぼ同じと聞くと理解しやすいのではないでしょうか。まぶたやまつ毛の根本にも皮脂腺があり、そこにブドウ球菌などが感染することで症状が現れます。

ものもらいはニキビ同様、不衛生な環境が原因で発症します。

たとえば、

・洗っていない手でコンタクトを入れた

・コンタクトレンズを何日も洗浄せずにつけ続ける

・アイメイクのオフが不十分

・マスカラやアイライナーが古い

などの原因が考えられます。

かゆみがあるとついついこすってしまいがちですが、目元はとくにデリケートな部分。素手でこすらず、水洗いし、清潔な布をあてるなどしてかゆみがひくのを待ちましょう。

ものもらいはうつる?

ものもらいという名前から、いかにも感染しそうなイメージがありますが、基本的には感染はしません。

とはいえ、感染している部分を触った手などで別の人の目元や手を触るなどの接触があった場合、うつる可能性はゼロではないため、注意が必要です。

とくに幼いお子さんがいるご家庭などではタオルを分けるなど気をつけたいですね。

ものもらいとはやり目の違いは?

ものもらいと勘違いしやすいのがはやり目(ウイルス性結膜炎)です。ものもらいが目そのものの病気ではなく周辺の症状であるのに対し、はやり目は目の充血やごろごろ感、目やになど目そのものに特徴が現れます。はやり目の場合はものもらいよりも完治までの日数もかかります。

また、ものもらいが基本的に感染しないのに対し、流行り目はウイルス感染します。とくに夏場のプールなどでは流行しやすいため、上記の症状が出たらプールなどは医師の許可がおりるまでは入ってはいけません。

治療法としては基本的に眼科で目薬を処方してもらい、清潔を保ちながら、家族や周囲の人にうつさないよう、タオルなどを分ける工夫が必要です。

ものもらいの予防法

日頃からものもらいにならないように予防することは可能です。

清潔を保ちものもらいを防ごう

1.手を清潔に

帰宅後はもちろん、外出時にお店の商品、扉などを触ったあと、公共交通機関にのったあとなど、不特定多数が集まり触れる機会のある場所へ行った際は必ず手を洗いましょう。

もちろんコンタクトレンズを入れる前は念入りに。

2.まぶたも清潔に

女性の場合、しっかりとアイメイクをしているにも関わらず、疲れて落とさずに寝てしまった。。なんて経験があるのではないでしょうか。面倒でもアイメイクは必ずその日のうちに落とすようにしましょう。

目元につけるアイメイク用も、清潔に保ち、古くなったものは使いきれなくても処分します。

まとめ

もしもものもらいになってしまっても、慌てず、まずはセルフケアで様子を見ましょう。ただし、なかなか治らなかったり悪化したりした場合、すぐに医師の判断をあおぎましょう。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。