「花粉症の時期になると目が痒くなって辛い!」
「市販でも医療用医薬品が買えたらいいのに!」
このようなことを考えた経験はありませんか?
また、ケトチフェン点眼液(ザジテン点眼液)を処方されたことがある方が中にはいらっしゃるかもしれません。
目の痒み、充血、結膜炎の際によく処方されるお薬です。
病院で処方されるものが市販でも購入できたら良いですよね。
さて、市販には存在するのでしょうか?
医療用のケトチフェン点眼液と同じ成分のものが市販にも存在します。
グラクソ・スミスクラインから販売されている、「ザジテンAL点眼液」(第二類医薬品
)というお薬です。
医療用・市販用どちらも有効成分は、ケトチフェンと呼ばれ、抗アレルギー作用を示します。
目の痒み・充血を抑えます。
今回この記事で取り上げている医療用のケトチフェン点眼液は、ジェネリック医薬品でして、先発医薬品だと「ザジテン点眼液」として販売されています。
実は、医療用のケトチフェン点眼液は零売薬局(れいばいやっきょく)で処方箋なしで購入できるんです。
零売薬局は、零売制度を利用してお薬を販売している薬局です。
零売制度とは、何らかの事情で医師の診察を受けることができなかったり、やむを得ない理由の場合に薬剤師の対面・指導のもと非処方箋医薬品を販売することができる制度のことを指します。
お薬の量は原則、必要最小限に限られます。
また、医療用医薬品は処方箋医薬品と非処方箋医薬品に分けられれ、後者の非処方箋医薬品の方が零売制度で取り扱うことのできる医薬品になります。
ケトチフェン点眼液は非処方箋医薬品のため、購入できるということです。
薬の専門家である薬剤師に相談のもと、薬の購入ができるので安心ですね。
便利な零売薬局・・・
全国どこにでもあるわけではないんです。
全国でも数店舗と、まだまだ規模は小さく、都内でさえも数えるくらいしかありません。
この制度は最近できたものではなく、昔から存在していたものなのです。
全ての医薬品が購入できるわけではないので、注意が必要。
お近くの零売薬局に問い合わせしてみると良いでしょう。
ちなみに、セルフケア薬局は零売薬局チェーンで全国展開を目指している薬局です。
安全にお薬を使用していただくために、ケトチフェン点眼液の特徴を、効能効果・用法用量・副作用・使用上の注意に分けて解説したいと思います。
有効成分のケトチフェンとして 1ml中に0.5mg含まれています。
アレルギー性結膜炎
通常1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する。
痒みが辛くて何回も使用してしまう方がいますが、必ず、用法用量を守り安全に使用してください。
主な副作用として、眼瞼炎、眼瞼皮膚炎、かゆみ、結膜充血、刺激感、眠気などが報告されています。
飲み薬の抗アレルギー薬も、副作用で眠気が出るものがあります。
体質によっても症状の有無は異なるので、注意が必要です。
このような症状に気づいたら、直ちに使用をやめ、医師または薬剤師に相談してください。
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温を避けて保管してください。
他の点眼薬も使用する場合には、5分間以上の間をあけてから点眼してください。
ソフトコンタクトレンズが変色することがありますので、点眼前にレンズを外し、15分以上経過後にレンズを再装用してください。
薬が残った場合、雑菌などが繁殖する恐れがあるため、保管しないで廃棄してください。
意外と、一度使用した目薬を数ヶ月も保存しておく人がいます。
容器の先端がまつげなどに触れ、そこから雑菌が繁殖してしまうケースが多いです。
このような昔の目薬を使用してしますと、悪化する可能性があるので注意です。
いかがでしたでしょうか?
花粉症の季節などで大活躍するケトチフェン点眼液。
目の痒みは生活の質を下げてしまい、辛いものです。
そんなとき、病院に行かなくても購入できるのは便利ですよね。
零売薬局は全国的にまだまだ少ない薬局です。
ニーズは確かなので、今後はさらに増えていく可能性があります。
ぜひ、お近くのエリアにあるか探してみてください。
今後ともセルフケア薬局をよろしくお願い致します。